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映画ノート

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気になる新作や思い出の映画についての覚え書きです。
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#ジブリ

映画日記『耳をすませば』

週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第12弾。今回は、ジブリアニメ『耳をすませば』(1995年)の10年後を、実写映画で描く『耳をすませば WHISPER OF THE HEART』。当初は2020年公開の予定でしたが、例の感染症の影響でやっと公開となりました。 10年が経って24歳になった雫(清野菜名さん)は出版社に勤めて児童小説を編集していた。いつしか小説家になるのを諦め、夢を追って海外で暮らす聖司(松坂桃李さん)との間に距離も生じていたが…(シネマトゥデイより抜粋)。 以

10月公開の気になる映画を挙げてみた件

週一で映画館に足を運ぶ新習慣を続けていますので、来月公開(中)の映画もチェックしました。 [9月30日公開] 『アイ・アム まきもと』 英伊合作映画を原作にした、阿部サダヲさん主演のヒューマンドラマ。監督は『初恋の悪魔』の水田伸生さん。 『四畳半タイムマシンブルース』 森見登美彦さんの小説『四畳半神』と劇団ヨーロッパ企画の舞台『サマータイムマシン・ブルース』のコラボ小説をアニメ化。アニメーション制作は『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』のサイエンスSAR

ハッピーエンドのその先は…実写映画『耳をすませば』

今年の秋ドラマは、暗い社会状況もあってか、『35歳の少女』や『姉ちゃんの恋人』など、ハッピーエンドが多かったという指摘があります。基本、連ドラは、バッドエンドの方が少ないとは思いますが、やや強引だったり、現実味が薄かったりしたせいでしょうか。 「その後、お姫様と王子様は幸せに暮らしました。めでたし、めでたし」という昔話の類は、一応「結婚」を持ってハッピーエンドと定義しているわけですが、現実世界ではその後も山あり谷あり。バッドエンドに終わることも少なくないわけで。 結局のと

ブックカードと映画『耳をすませば』

図書館での貸し出しが、現在のようにバーコード&コンピューターで簡単に行われる以前は、本の背表紙裏に備えてあるブックカードと自分の図書カードに、名前などを手書きで書いて、窓口に提出するやり方(ニューアーク方式)が一般的でした。 個人情報保護が重視される現在からすると論外でしょうが、友人の名前を見つけて「こんな本を読んでるなんて意外」と新たな発見をしたり、まだ誰も借りてない真新しいブックカードだと「1番乗りだ!」とちょっと嬉しくなったったものです。 このブックカードの存在が物