【書評】#2 城山三郎『官僚たちの夏』
本書を読んだきっかけ
沢木耕太郎『危機の宰相』からの連想で、ほぼ同じ時代(1960年前後)を描いた政治経済小説である城山三郎『官僚たちの夏』を手に取った。
学生時代にもちょっと読んだことがあったが、当時は背景知識がなさすぎて挫折してしまった記憶がある。いざ再チャレンジである。
本書の面白さ
本書を読んで通産省(現・経産省)を目指した人は多いと聞く。
最近、京都市長になった松井孝治さん(元通産官僚)もそうだったらしい。
本書は多くの学生や若者に夢や希望、熱意を与え続けて