産業カウンセラーとミーニングノート
2021年春、産業カウンセラーの資格試験に合格した。楽しく勉強できて、さらに努力が実を結んで、とても嬉しかった。
去年を振り返ってみて、私自身にとってとても大きな転機だったと今さらながら実感したので、書き留めておこうと思う。
ミーニングノートとの出会い
去年産業カウンセラー仲間に「ミーニングノート」を紹介してもらった。「ミーニングノート」とは山田智恵さんが書いた本で、彼女が考案した出来事(チャンス)の意味づけ、つながりを考えるワークを紹介した本である。
ミーニング・ノート
(本だけでなくコミュニティもあるようです)
チャンスはキラキラチャンス、スパイシーチャンス、わらしべチャンスの3つあり、いいことも悪いことも含めてチャンスという枠組みで捉えていく。
日単位でチャンスを記入、月単位で3つのキーとなるチャンスを選び、1年を振り返るというのが最終的なゴールである。実際には日々のチャンスを記入することで手一杯で、時にはチャンスを記入すらできない日もあるが、歯抜けになってしまっていても継続的に記入することでも意義があるのではと思い、継続してもうすぐ1年になる。
実践してみて得た効果
・ 自分を客観視できるようになった(自分の嬉しくなるポイント、悲しいと思うポイントが明確化できる)
・自分に自信が持てるようになった(案外自分いろいろやってるなと可視化できるようになった)
・チャンスを書き留めることで、その事柄が意識に残り、行動に移しやすい。(移せなくても、次の行動したいリストとして残る)
今年改善したい点
振り返りにこそ意味があると思うので、チャンスの意味づけ、振り返りをできるようになりたい。
・気づくと、日々の日記になりがち。ちゃんと意味づけを加えて書くようにする
・週の振り返りも書ける週を増やしていく
子供が生まれてから、育児日記や保育園や小学校の育成室との連絡帳で子どもの成長を書き留めるようになっていたものの、自分自身の日記はつけていなかった。なので、「自分」を主体に考えるミーニングノートは、とても心がポジティブになるツールだと実感した。
自分がどんな時に嬉しく感じ、悲しく感じ、悔しいと思うのか、それを言語化することで、まずは心の棚卸しをした気分になる。
山田さん自身も、このノートを書くのは自分に批判的になるのではなく、自分を応援するためのものとおっしゃっていたので、自分自身が「自分の一番の応援団」になれるように、これからもゆるゆると続けていこうと思う。
産業カウンセラーとしての心構え
産業カウンセラーの勉強と、ミーニングノートの共通点としては、どちらも「ありのままを受容すること」だと感じた。よいことも、悪いことも受け止めて、その時の感情を受け入れる。悩んできたことも、悲しかったことも、きっとすべてに意味がある。言語化することで意識に働きかけ、変容していくところも共通点を感じる。産業カウンセラーの勉強をしていた時、ミーニングノートに出会ったことにも運命を感じている。
今後は、悩んで苦しい思いをしている方に寄り添い、一緒に伴走し、ともに成長していけるカウンセラーに私はなりたい。
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