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誰も理解出来ないポエム

無限軌道の蜃気楼

白昼夢の旋律が踊る、
誰も知らぬ透明な森で、
崩れた影が笑いながら
昨日の虹を逆再生する。

鳴り響く沈黙の鐘、
割れた水鏡に映るのは、
数えきれぬ「もしも」の残像、
溶けた星図の迷子たち。

嘘のない嘘を重ねれば、
真実の裏側が微笑むか?
零れ落ちた未完成の円、
無限軌道を彷徨うだけ。

君の手のひらに宿る、
名もなき光の正体は、
昨日捨てたはずの未来か、
それとも影に咲いた果実か。


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