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これは完全に『体験』だった ~日本現代美術私観 高橋龍太郎コレクション~

どうしても見たいものがあったのでMOT(東京都現代美術館)へ。
精神科医である高橋龍太郎氏個人のコレクションの中から展示。
有名どころでは草間彌生、村上隆、奈良美智、横尾忠則、根本敬など。
絵にしろ彫刻にしろ大きいものが多くて、写真や映像では感じることができない圧倒的『体験』ができた。

特に圧倒的だったのが、西尾康之《Crash セイラ・マス》
これは絶対に生で見た方が良い。物凄い。
大きいだけじゃなく細かい。床に鏡が置かれていて、下からでしか見えない内臓まで見ることができる。これは圧巻でした。

モチーフは勿論あのセイラさんです!

今回一目惚れしたのが加藤美佳《パンジーズ》
そこにあるだけで存在感が凄くてしばらく釘付けになりました。
個展などがあれば見に行きたい。いつまでも見ていたくなるような作品でした。

実物は結構大きいです

最後は圧倒的な大きさで異世界へ誘うような鴻池朋子《皮緞帳》
そして小谷元彦《サーフ・エンジェル(仮設のモニュメント2)》
2つの作品が同じ場所に展示されることによって生み出された異世界感が素晴らしかった。邪道な見方かも知れないけれど。

サーフエンジェルのうしろ姿
遠目で見た時と近くで見た時でまったく印象が異なる《皮緞帳》(奥)

展示期間終了(11月10日まで)が迫っておりますが、是非是非『体験』してもらいたいです。


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