トレードオフ理論とは何か?
ポイント
企業においては、負債に節税効果があります。負債の利息を支払うことで、法人税の課税所得が下がり、税引後利益は負債がないときと比べて増加するためです。
そのため、負債比率はできるだけ高い方が企業価値は向上しますが、一方で、負債が増えることによる倒産可能性は高まります。
トレードオフ理論は、以下の図のように、負債の節税効果による企業価値の増加と、負債増による倒産コストの限界的増加が拮抗するところが負債利用の限界であり、そこが最適資本構成であるとしました。
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