先物取引と先渡し契約との違いは何か?また、先物取引の理論価格はどのように求めるか?※2024年度以降範囲外

先物取引と先渡し契約はデリバティブの一部です。試験対策上は深入りせずに、それぞれの定義と、先物取引の理論価格は現物価格から求められることを抑えておきましょう。

※デリバティブの基礎は、2024年度以降範囲外です。

ポイント
先渡し契約
:将来の売買の約束を今行うこと(たとえば、売買予約
先物取引:将来に売買する権利を売買すること。先渡し契約と取引の効果は同じであるが、対象資産、期限、数量などが標準化されている。約定後も値洗いによって損益が変動し、損失が大きくなったときには取引所から追加の証拠金が求められるという特徴がある
先物取引の役割:先物取引は、投機的取引ヘッジ取引裁定取引に利用される。先物の理論価格は、現物価格 + 現物価格 x (金利 - 配当やクーポン)で求められるが、先物は市場で取引されているため、理論価格と現物価格が大きく乖離することはない

例題 次の記述の正誤を答えよ

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