効用関数によって投資家のリスク選好をどのように理解するか?

効用関数Uは、富Wとそこから得られる投資家の効用Uとの関係を表すものです。投資家の主観によりリスクのとらえが異なるため、効用関数Uは投資家により異なっています。そのため、富Wに対して効用Uがどのように増加・減少するかを確認することで、投資家がリスクに対してどのような立場なのかを知ることができます。試験対策上は、以下の2パターンの投資家の選好を理解しておきましょう。

ポイント
リスク愛好的投資家
:富Wが増加すると、効用Uの増加量が漸増する投資家(例えば、U = W^2)
リスク回避的投資家
:富Wが増加すると、効用Uの増加量が漸減する投資家(例えば、U = √W)

例題 以下の記述の正誤を答えよ

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