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カウンターでじわじわと恥ずかしくなった話
ある日の午後。図書館のカウンターに座っているとおじいちゃんが新聞を持ってやってきた。
私に天気予報の欄を見せてきて
「今日の夜は雨なの?」と聞いてきた。
見ると雨マークじゃなくて月のマークだった。今日1日中晴れってこと。
「雨じゃなくてこれは月のマークですよ」
「え??」
よく分からないらしかった。何回も月ですよって言っても、え??の繰り返し。
早く納得してほしかった私はさっきより大きい声で
「これはお月様のマークですよ!!」
と言った。おじいちゃんは、そうなの?とたぶん納得してくれた様子でカウンターを離れた。
このやりとりを見ていた上司が
「今の返しのキレ、やばかったよ笑笑」
って言った。これ、声だけ聞いてたらお月様ですよ!!ってなんのこっちゃだし、冷静になってお月様って!とだんだん恥ずかしくなった。
小さい子に話すときの言い方じゃん。大人が大人にお月様って…
ムーンって言ってないだけマシか。
しかも何が恥ずかしいかって真面目なトーンで言ってしまったこと。改めて思い出すとお月様ではないだろうって思う。
どうしようもないのでnoteに書いてみた。