メリークリスマス
世の中のどれくらいの人にサンタさんが来たのだろうか。
私は今日は友人の子の成長を眺めに行ったときに、陶器のサンタカップに入ったショートケーキを買ったくらいしかクリスマスらしいことはしていません。しかも自分はチョコレートケーキを食べた。
その代わり昨日はサーモンサラダにチキンにブッシュドノエルを用意してクリスマスらしさを演出してみました。
あ、どっちも写真撮り忘れた。
多くの大人にとっては給料日&ボーナス支給という名のクリスマスプレゼントがあったのかな。
私にとっては一足先の帰省でゆっくりしたり遊びに行ったりという休暇の始まりがクリスマスプレゼントでした。
そういえば昔、二次創作をしていた頃に書いた夢小説で「サンタさんの髭」を「サンタさんの卑下」って打ち間違えたまま公開して、早々に爆笑付きの指摘をもらったなあ。
サンタさんだって疲れるよね、毎日ポジティブではいられないよね、って。
……サンタさんの卑下でショートショートくらい書けそうだ。
落ちこぼれのサンタは配達地域が極端に少なくて、トナカイにいつも慰められてて、何なら少し呆れられていて、もはやそのサンタがこの時期に落ち込むのは風物詩と化してる。
取り次ぎの連絡が入ったときも、あいつ何かしましたかって真っ先に同僚に心配されるくらいには落ちこぼれで、同時に愛されてる。
そんなサンタさんが今年も配達に出かけて、プレゼントを忘れたり、落としたり、トナカイと喧嘩したりしながらプレゼントを届けた最後のお家で、いつもありがとう、ってお手紙をもらって、プレゼントが無くなった代わりに子どもたちのお手紙を積んでるそりを見て、今年も無事にサンタを全うしてよかったな、また来年頑張りたいなってほっこりするサンタさん。
絵本で読みたいなあ、こういう話。
現代版にするなら、
恋人と年末進行の平日ど真ん中で残業以外の選択肢があるかー! って嘆くカップルが、それでも終電の窓から見えたイルミネーションとコンビニで半額になってたケーキで幸せに過ごす話。
帰ったらお互いがお互いに送ったプレゼントが郵便受けに入ってたらいいなあ。
イベントストーリーは、そういうひたすらに安心して読めるものが好きです。
大きな仕事が終わって打ち上げ中に「遅くにごめん、俺んちで待ってて」ってメールを送った仕事人間の彼氏が、早めに家に帰って「俺のサンタはおまえだなあ」ってとことん甘えるような胸きゅん話も好物です。
俳優さん女優さんが、入れ込んでたドラマの最終回を恋人の家でぼけーっと見てるだけのシチュエーションもよき。
…みたいな話を、本当は25日中にあげたかったのに、日付が変わっちゃった。メリークリスマスでした。
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