くびき野100kmマラソン2024完走!
2024年10月14日(日)に新潟のえちご・くびき野100kmマラソンに参加しました。
記録は、12時間43分26秒
練習では75キロまでしか走ったことがなかったのですが、無事に完走出来ました。
最後まで歩かず走れたことも、とても嬉しく満足しています。
キッカケ
今年の5月GWに、上田太郎山ヴァーティカルに参加した時、同じRCのメンバーの方から、半年後にある、「くびき野100kmマラソン」を教えてもらった。
100kmマラソンで、比較的初心者向けらしい。
「くびき野は、2年に1回だからね」という限定という言葉にも急かされた。
これを逃すと、2年後か。
そう思うと、やってみたくなった。
大会を教えてもらったので、その場でポチった。
太郎山ヴァーティカル始まる直前である。
その方が、喜んでいた。
教えてくれる人からしても、教え甲斐がある行動だと思う。
ちょうど数日前に読んでいた「マラソン中毒者」の小野さんの言葉、
「ノータイムポチリ」を実行してみた。
長野マラソンすら危ういのに、100km走るなんてどうにかしていると思う気持ちもあった。
「まぁ、半年あるし、なんとかなるかな」と思った。
ポチったら、やるしかない。
目標が設定されたので、それに向けて練習をする様になった。
ラッキーなことに、ちょうどその頃、RC内に、くびき野に参加しようか迷っている同い年3人組もいた。
みんな初めての100km。
エントリーして、一緒に練習する様になった。
練習には、私たち4人+100kmを何度も走っているサブ3ランナーさんに付き合ってもらった。
ちなみに、その方も初めての100kmマラソンは、28~29歳ぐらいだったとの事。
この年になると、何かしら「20代最後の思い出を作りたい」と思う年頃なのかもしれない。
月1で長期練習をしてきた。
6月 白鳥園から上田往復ラン(45km)
7月 峰の原クロカン練習(25km)
8月 長野駅から上越ラン(75km)
私自身、長期練習で、それまでは月平均200km以下だったが、
200~250km程度走るようになった。
トレラン大会にも積極的に参加して、ある程度長時間、動き続ける練習を積んできた。
当然、長野マラソン前よりも練習量は増えた。
全ては、くびき野100km完走するためだ!
大会前
長野から上越まで電車でも車でも1時間の距離。
朝早いので、上越妙高のホテルに前泊した。
20時に就寝。
しかし、大会前日のいつも通り、ほぼ寝れなかった。
ホテルのベッドの温度調節が難しい。
温度調節の度に、起きて寝れない。
寝れなかったので、藤井健太郎さんの「悪意とこだわりの演出術」を読んだ。
「結局、困難なことにぶつかったら、根性論でやり切るしかない」と書いてあり、ここまで来たら100kmやるしかないよなと気合が入った。
3時まで寝る予定だったが、2時半に起床した。
起きて、大浴場入ろうと思ったが、営業時間外なので、部屋で風呂に入った。
会場到着
4時に、RCのメンバーと集まった。
トイレに行きたかったけど、防寒着を脱ぐと寒く、混んでいるので、我慢した。
0-20km
4時半。100kmマラソンスタート。外は、真っ暗。
最初は、RCのメンバーとお喋りラン。
少しずつ人が離れていった。
上を見上げると、オリオン座など、冬の星座が頭上に広がり、とても綺麗だった。
5km地点、6:10ペースで走るRCのメンバーのペースが私には早すぎると判断。
6:30で走るため、ここで別れた。
終わってから振り返ると、それでも早すぎたと思う。
7:15ぐらいのペースだったら、最後までイーブンペースではしれたのかもしれない。
(けど、早く走ったその結果、後述のめぐちゃんに出会えたから、ある意味良かった)
5kmで、左足、股関節、付け根に若干違和感。
左足を上に上げにくい感じがしていた。
真っ暗な空が、少しずつ明るくなってきた。
朝焼けが綺麗だった。
そば、おにぎり、笹餅、バナナなどを食べて栄養補給。
エイドの太鼓の音で、目覚める。気合が入る。テンションが上がる。
このエイドで、抽選を行っていたらしいが、後の祭り。
終わってから存在を知った。抽選できず、残念。
バナナは、トータルで何本食べたんだろうと言うぐらい食べた。
開始前にも2本食べた。
少なく見積もっても、10本ぐらいは食べたと思う。
バナナが好物で良かった。
20-40km
徐々に暑くなってきた。
30~60までは、坂道のアップダウンが3つほどあるエリア。
坂道では、多くのランナーが歩いていた。
私はゆっくりでも、走り続けていた。
歩かないで、どこまで行けるか挑戦してみたかった。
歩かないことで、坂道に強くなれる練習になると思った。
40-60km
40キロで、5時間だった。
ということは、12時間ぐらいで完走できるかもと、走りながら皮算用ばかりしていた。
このときは、いいペースかなと思ったけど、最後まで維持できなかったので、結果的には飛ばしすぎ。
50kmから徐々にペースも上がらなくなってきた。
6:30から6:45ぐらいに落ちてきた。
同じ6:30ペースで、新潟の女性ランナーさんと並走する形になった。
一緒にお喋りしながら走っていた。
少しずつ6:30のペースも維持できなくなっていった。
私は遅れていき、女性ランナーさんとエイドで追いつくが、すぐに追い越される関係が何度も続いた。
山エリアを走破し、海近くの町のエリアまで来た。
信号待ちをしていると、交通整理のボランティアのおじさんから
「そのTシャツを着ている女の子を30分ほど前に見たよ」と言われた。
30分なので、おそらく5キロほど離れている。
同じRCの仲間は早い。
70km
この辺りから、自分の限界との挑戦になった。
しんどくなる場面。
精神的にも少し弱気になったのかもしれない。
「ここまで色んなボランティアの人、沿道の方たちに応援してもらってきた事を思うと、みんなに支えられて、ここまで来たんだ」と思い、少しジーンとしてきた。
これは、100km完走したら泣くなと思った。
100kmマラソン参加の目的の1つとして、「完走して、ゴールで、号泣してみたい体験」も含まれていた。
70km過ぎで、トレマンの奥野さんが追い越す。
「もう7:30からスピード上げられないです」と話した。
「ここまで来たら、完走できるよ」と言われた。
確かに、このペースなら、時間内に完走できそう。
柿崎の海沿いで、海が見れて、とても綺麗だった。
気分が軽くなった。
75キロ、めぐちゃんに声をかけてもらう。
経緯
めぐちゃんが私と同じRCの仲間に声を掛ける
↓
前と後ろに同じTシャツを着ている仲間が居ることをめぐちゃんが知る
↓
めぐちゃんが、私設エイドのお手伝いなどをして、順位が下る?遅れる?
↓
私を見つける、声を掛ける
↓
一緒に走る
めぐちゃんを70km辺りの私設エイドで見かけていた。
元気な応援の人だと思っていた。
そしたら、元気なランナーだった。
同じRCのメンバーと話していたみたいで、Tシャツがお揃いだったから、
私にも話しかけてくれた。
そこから、ありがたいことに、最後まで一緒に走ってもらった。
めぐちゃんとは
めっちゃ元気な年上の女性。
大会1、明るい声を出していた。
周りのランナーには、鼓舞。
交通整理やエイドのボランティアの人、道路で応援してくれる方などに感謝しながら最後まで走っていた。
(今回の大会で、めぐちゃんの応援で、息を吹き返したり、元気になったランナーはとても多いんじゃないか?)
更に、エイドのボランティア、交通整理のボランティアの方とすぐ仲良くなる。
すごいコミュニケーション能力。
こんなに元気な女性、見たことない。
本当に素敵な方だなと思った。
全国のランニング大会に参加しているみたい。
来週10/20は、四万十川ウルトラに参加するらしい。
凄すぎ。
大会の翌日は、妙高山に登るらしい。
凄すぎ。
くびき野参加は、2回目。
前回、参加したときの笑顔が素敵だったから、今回のくびき野の大会の表紙を飾っている。
エイドの度に、ボランティアの方に
「今回の大会、私が表紙飾っているんですよ」とアピールしていた。
それを聞いたボランティアの方は、すごく盛り上がっていた。
同じ距離を走っているとは思えないほど、元気な声で、明るい人柄で、一緒に走らせて貰って、とっても楽しかった。
気がついたら、さっきまで、7:30ペースでしか走れなかったはずなのに、
時計を見ると、5:45ペースで走っていた。
ビックリした。
気持ちの問題だった。
一緒におしゃべりしていると、あっという間にエイドに着いた。
ビックリした。
一人だったら、75km以降本当に苦しかったと思うから、めぐちゃんに感謝。
周りの人に元気くれる、本当にすごい人だなと思った。
80-100km
足裏のアーチが崩れているからか、足裏が痛いけど、めぐちゃんと一緒に走っていて、痛みを忘れて走っていた。
楽しかった。
93キロからめぐちゃんの友達のみさきさんと一緒に走る。
キョンシーのコスプレの岡田さんとも会う。
坂のエリアから岡田さんを見かけていて、坂のエリアで抜きつ抜かれつの関係だった。
まさか、めぐちゃんの友達だとは!
松本マラソンで、また会えるのが楽しみ。
その時は、何のコスプレだろうか。
ゴール直前の夕焼けがきれい。
日の出から日の入りまで1日中走り続けて、ゴール間近でなんとも言えないカラーリングがエモく感じた。
ゴール
めぐちゃん、みさきさんの女性2人と一緒に、最後まで走った。両手に花。
最後は3人で、手を繋いでゴール。ゴールできて、本当に嬉しかった。
すごく充実した、満足した気持ちで満たされた。
ゴールの瞬間は、先にゴールしていた、きたながのRCのメンバーに見られた。
RCのメンバーからは、一緒に走るようになった経緯を知らないので、
「あの2人の女性は一体何?どうゆうこと?」と何度も質問された。
旅での素敵な出会いだった。
完走後
完走出来て、良かった。
めぐちゃんと一緒に走らなければ、75キロ以降で諦めてしまったのかもしれない。
めぐちゃんのおかげ。
一緒に話していて、とても楽しかった。
また、一緒に走りたい。
また、今回は一度も歩かず、走りきった。
自分との約束を守った感じがする。
自己肯定感上がる。
一方で、筋肉痛がすごい。歩くのがしんどい。
今年4月の長野マラソンでは、33km辺りから歩いてしまい、何とかゴール出来たものの、その後1週間ほど地獄の筋肉痛が続いた。
その時は、前ももにも筋肉痛が発生していて、整骨院の先生から後ろももが正しく使えていない走り=間違った走りをしていたことを知る。
今回も筋肉痛は、激しいが、後ろももの筋肉痛なので、正しく走れるようになったと思っている。
その点でも、成長したんだなと思った。
終わりに
エイドで聞いた話だが、今回の大会には3千人近い方がボランティアに参加しているらしい。
多くの交通誘導の方、エイドの方、大会関係者の方、応援してくれる方がいたおかげで、100kmを走って、楽しむことが出来ました。
ありがとうございました。
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