【Splatoon3武器解説】わかばシューター編

 物語の舞台はバンカラ街。古くから存在する人口密集地であるこの場所は、古臭いアパートから近未来的な高層ビルまでひしめき合う混沌とした空間。
 そんな場所に、あなたはたった一人で訪れる。その手には、ちいさな初心者向きの武器がひとつ。
 あなたの冒険を助け、この街で生きていく支えとなる初めてのブキ。そして、極めれば上位陣とも戦うことの出来る最強武器。
 それこそが、わかばシューター。

 本日はそんなわかばシューターについて、解説していく。

わかばシューター

 スプラトゥーンを始めた時、まず最初に手にする初心者向けの武器、それがわかばシューター。しかし、この武器は奥が深い。まずは武器性能から見てみよう。
 有効射程は2.2。有効射程というのは、偏差などを利用して最も遠くまで飛ばした時の長さを表している。塗れる射程ではなく、キルが取れる射程のことだ。
 これは、超短射程のスパッタリー1.9より辛うじて長いくらいだ。同じ長さの射程だと、キル武器ノヴァブラスターの爆風と同じくらい。
 しかし、わかばシューターの弾丸は真っ直ぐ飛ばない。弾の拡散が12°もあるのだ。
 弾がバラつき、当たればラッキーと言われる乱数武器9.6ガロンですら、弾の拡散は4°。ジャンプ撃ちをして11.35°だ。9.6ガロンがジャンプ撃ちするよりも、わかばシューターの方が弾は真っ直ぐ飛ばない。それがこの武器の扱いづらい要因となっている。ちなみにわかばのジャンプ撃ち拡散は15°。当てる気などない。

 さて、次はダメージを見てみよう。スプラトゥーンのインクは、発射されて時間が経つにつれてダメージが減少するという特徴がある。
 わかばシューターのダメージは、発射されて8Fまでは28ダメージで、そこから徐々に減少し、24Fで14ダメージにまで下がってしまう。
 つまり、最大ダメージで4発、最低ダメージだと8発のインクを相手に当てないと倒せないわけだ。
 ただでさえ弾のバラつきが酷い武器なのに、加えてダメージも低い。さらに射程も短いと、ここまで来るとあまりにも弱い武器に見えてしまうことだろう。そう、わかばシューターで敵を倒すことは、とても難しいのである。
 
 では、わかばシューターの強みとはなんなのだろうか? というわけで、わかばシューターの持つ個性を見てみよう。
 なんと言ってもわかばシューターの最大の特徴は、インクタンクにある。
 本来スプラトゥーンで使えるインクの量を100%だとすると、わかばシューター系統の武器に限り、インク最大量が110%もあるのだ。
 わかばシューターは全ての武器よりも10%分多くインクを使用することが出来る。これがわかばシューター最強たる所以である。
 シューター種の基本となる武器スプラシューターが撃ち続けられるインクは108発。もちろんメインインク効率アップのギアを使えばそれ以上撃てるのだが……。一方でわかばシューターが打ち続けられるインクの量は255発。倍以上のインクをばら撒き続けられるのだ。
 この、息切れしないインクタンクを上手く使うことで、この武器は最強に覚醒するのである。
 ちなみに、塗り武器の代表格であるプロモデラーですら200発。わかばシューターの塗り性能が如何に高いか、想像できただろうか。
 そして、このインクタンクが110%あるという特性は、メインの塗り性能だけでなく、サブウェポンの性能強化にも役立っている。

スプラッシュボム

 スプラトゥーンにおける最もオーソドックスなサブウェポン、スプラッシュボム。近距離ダメージ180、爆風ダメージ30という性能をしており、爆風を当てるだけでメインの確定数が4発から3発に減少する。
 そう、このボムを上手く活用することで、わかばシューターはキル性能を上げることが出来るのだ。
 スプラッシュボムのインク消費量は70%もある。本来インクタンク100%しかない武器がスプラッシュボムを使えば、残りのインクはたったの30%だ。
 しかし、わかばシューターは違う。他の武器種に対してインク量が10%も多い。スプラッシュボムを投げた後も、40%分インクが残っているのだ。
 これにより、ボムできるやアシストを狙いながらメインで塗り固めることが出来る。
 スプラッシュボムの詳しい解説はまた別の機会に行うつもりだが、わかばシューターは全部期の中で最もスプラッシュボムの性能を引き出すことに長けた武器と言えるだろう。
 メインの短射程を補いつつ、メインの足りないキル力をサポートするサブウェポン。それがスプラッシュボムなのだ。
 また、先程も説明したようにボムを投げても40%もインクが残っているわかばシューター。なんと、ボムを投げてから7.7秒もメインで塗り続けることが出来る。この息切れしない戦い方を身につけるだけで、きっとあなたもわかばシューター使いとして覚醒することだろう。
 また、ギアを上手く使うことでスプラッシュボムをに連投できるようになる。他の武器であれば、サブインク効率アップのギアを、メイン2つとサブ5つもつける必要がある、ボム二連投。しかし、わかばシューターはインクタンクが110%もある。これにより、メイン2つとサブ1つのサブインク効率アップギアを付けるだけで実現するのだ。
 インクタンクの量が多いということは、すなわちギア効率もいいということ。好きなギアをつけて、色んな立ち回りをしてみよう。

グレートバリア

 わかばシューターを最強武器にしてくれるスペシャル、それがグレートバリアだ。
 イカやタコは通すが、敵のインクは通さない。これにより、自分や味方を守ることができるスペシャルである。
 とはいえ、わかばシューターの射程は短く、あまりバリアの恩恵を受けることは無い。しかし、長射程武器の味方に使ってあげることでその真価を発揮すると言っても過言では無いだろう。
 そう、わかばシューターは味方を守り、前線を維持する能力を得たのだ。
 エリアやヤグラなどのルール関与の他に、味方の復帰サポートやデコイ、敵のヘイトを買って味方をアシストするなど、様々な使い方がある。
 また、即発動型スペシャルなため、弾切れを起こした際に使うことでインクが全回復し再びボムを投げたりできる。
 使い方は無限大。使いこなせば最強に登り詰めることが出来る。そんなスペシャルである。
 しかし、このグレートバリア、塗りを助けるわけでもキルを取るわけでもないスペシャルなため、使い勝手が非常に難しい。
 これが、わかばシューターを玄人武器と呼ぶ所以でもある。

まとめ

 以上が、スプラトゥーン3におけるわかばシューターの解説だ。
 わかばシューター使いの間では、ボムがメイン武器というキーワードも存在している。ボムを投げやすい環境をわかばシューターで作り、ボムを投げることで敵を屠り去る。この意識を持って、君もわかばを使ってみよう。

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