習い事の極意 沢山の特技を身につけさせたい場合

子供たちにいろいろな習い事をさせたいけど、時間もお金も体力も集中力も限りがある。なるべく、効率よく、遠回りをさせないことが大切。
私が考える極意とは

一つは軸となるものを忍耐や挫折を味わうレベルまでやる。人間的成長、親や学校以外に指導してもらえる大人、属するコミュニティを作る意味で、打ち込めることを一つやる。地理的、経済的条件をよく検討して、無理なく続けられるものを選ぶ。親が好きで一生懸命手伝えるものを選ぶと、ベター。長女は5才からスケート、次女は5才からバイオリンをやらせた。両方とも私はできないので、できたらもっと良かったけど、これについては、後日書くことにして、

軸となる習い事以外は、あれこれ同時進行に習わせることはあきらめ、効率重視でやる。
その際心がけたこと
1.いくつかのスクールを見学して、納得のいくところを選ぶ。
2.今この瞬間にやっておくべきことを最優先にやる
3.子供の時間も集中力も有限である、無理して詰め込まない。
4.安いスクールに1年通うより、パーソナルレッスンを5回取った方が上達が早いものもある。
5.新しい習い事に挑戦するときは、最初は週に2回以上レッスンを取ろう。
6.子供の方向性は中学に入るまでに決まる。今できることを後回しにしない。

長女はスケートを始めて、スイミングスクールに通う時間が無くなったので、夏休みに全部で6回ほど、東京体育館でプライベートレッスンを頼んで、水泳の目標レベルまで達することができた。結果、集中してやる方が、上達が早いことが分かりました。 

サーフィンも、ある夏休みにキッズキャンプを探して、午前2時間、午後2時間、1週間サーフィンを教えてもらったら、一人でボードの上に立てるようになりました。それから、何回か、夏休みにキャンプに参加しています。

音楽の授業で音符が読めなくて困っていたので、近所のピアノの先生を探して、春休みに5回くらい教えてもらったら、音楽の授業についていけるようになりました。

どうしても音楽で4以上をとる必要があったので、ボイストレーニングのクラスを5回ほど申し込んで、音楽の歌のテストに備えた。無事内申点に必要な4を取れました。

油絵も、「春休み小学生油絵クラス」で一週間ほど毎日通っただけですが、親は触ったことも無い油絵の具に親しみ、今でも自分の部屋に飾るインテリアとして、時々油絵を描いています。特技は言い過ぎでした、ごめんなさい。でも、趣味として楽しむ、あるいはもっとやってみようというきっかけ作りには十分でした。

楽器や言語の習得のように日常の継続が大事な習い事もあるが、泳ぎや、お絵かきや、スキーなどは、一度覚えると体が忘れないので、短期集中講座をおすすめする。楽器の習得に関しても、最初の1年はレッスンを週に一度ではなく、週に2回してもらうと、早く面白いところまで行けるので、あきらめて止める率が下がると思います。

あら、そんな短期集中講座や、週に2回レッスンしてくれるピアノ教室は無いわ、と思わないで、是非、交渉してください。個人のところは「あら、そう、良いですよ」と言ってくれるものです。こちらのニーズをくみ取ってくれる指導者を選ぶことも大切です。

習い事を含め、教育は、全て、一人一人の子供によって、ニーズが異なるので、親はテイラーメイドにオーダーして良いのです。

加筆
長女は未就学児の時、少人数(先生一人で生徒5人くらい)のスイミングクラスでクロールも、平泳ぎも、泳げていたのですが、小学校に入り、家の近くにできた大手のスポーツクラブのスイミングクラスに入れたところ、全員フロート(腕の浮き輪)を付けて、水の中を歩くところからスタート、理由は大勢の子供を一人の先生が教えるからということでした。ひと月一回の進級テストを受けて蹴伸びから一段階ずつ上がっていくので、進級テストを休んだりした長女は1年経っても、泳ぎは教えてもらえませんでした。

あ~、もう1~2か月、前のクラスを続けさせてあげていたら、バタフライまでいっていたのに、私の判断ミスで申し訳ないことをしたと思っています。彼女にとって小学校一年生の時の一週間に一回2時間の一年分の時間はもう二度と戻ってこない時間です。

その後、そのスクールはやめて、夏休みに、前のスイミングクラスの先生に、5回ほど、長女、次女、私の三人一緒にプライベートレッスンをお願いしました。その後はスイミングレッスンは取っていませんが、娘たちは泳ぎはまあまあ得意な方です。

次女のバイオリン
私は全くバイオリンを触ったことも無かったのですが、次女が周りの子供たちの影響でバイオリンをやりたいというので、最初の1年は先生に週に2回教えてもらい、学校のアンサンブルにも入ることにしました。おかげで、家での練習ゼロでなんとか曲が弾けるようになり、中学受験まで続けることができました。学校のオーケストラで演奏したり、発表会で演奏、また、英国式の検定試験を受けたり、バイオリンだけはちゃんとストレスのかかるところまでやりました。高校に入ってからバイオリンはやっていませんが、Youtubeを見ていろいろな楽器に挑戦しています。

サーフィンやスキーについて、現在大学生の娘は、シーズンごとに、海に山にリゾートバイトをして、腕前を上げているようです。なんでもそうですが、かけなくて済むお金はかけない、かけるべき所(時)にかけるということも教えてあげたいですね。


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