サリバン・麻子 (サステイナブル料理研究家)

東京・練馬生まれ。米国生活30年+。シアトル在住。 子供の頃、日曜日はグラハム・カーの『世界の料理ショー』と『兼高かおる世界の旅』を見た後、父と畑や果実狩り、釣り、野原遊び、母と料理をしていました。それが私のルーツ。料理人でアメリカ人の旦那さんと息子2人+犬一匹。ロック好き。

サリバン・麻子 (サステイナブル料理研究家)

東京・練馬生まれ。米国生活30年+。シアトル在住。 子供の頃、日曜日はグラハム・カーの『世界の料理ショー』と『兼高かおる世界の旅』を見た後、父と畑や果実狩り、釣り、野原遊び、母と料理をしていました。それが私のルーツ。料理人でアメリカ人の旦那さんと息子2人+犬一匹。ロック好き。

マガジン

  • シアトル発 サステイナブル・キッチンライフ

    • 6本

    こんにちは。東京出身、シアトル在住のサステイナブル料理研究家サリバン・麻子です。身体と心・地球に優しいキッチン生活について一緒に考えて行きましょう!

最近の記事

近頃の私

Noteも結構時間が経ってしまったのかな?1ヶ月に一度は…と思っているのだけど、なかなかルーチン化するのって難しいです。 近頃の私。 ネットで販売をはじめました。まだサイトがフルオープンしていませんが、Local Food Works Seattle (localfoodworksseattle.com) という名前の、お惣菜と漬物の美味しい小型スーパー。(八百屋)毎週火曜日までにメニューを掲載、土曜日にお届けしています。 私のオススメディナーの材料をお届けする週替わりの

    • お米マイルール。

      お米の炊き方…洗い方、水分量、浸水させるか、蒸らしは?鍋は?炊飯器…? 色々なことを耳にしますよね。私も今まで様々なことを聞きました。母は冷たい水で一回すすいで、その後少ない水で研いでいたな…とか。洗ってザルに入れて冷蔵庫に入れていたな…とか。やっぱり文化窯がいいと言ってみたり、土鍋の頃もあったり、かと思うとやっぱり加圧式の炊飯ジャーが最高!とか(笑) お米は玄米?それともやっぱり白米?それとも炭水化物は抜きですか?ご飯は硬め、柔らかめがお好きでしょうか? ちょっとずつみん

      • このマガジンにあったらいいな…と勝手に思っている記事のお題

        サステイナブル・キッチン生活について書き始めたこのブログですが、やっぱり一人の知恵では勿体無いので、様々な知人・友人をお誘いしてみました。でも「何を書いていいのかわからない!」という方もいらっしゃるかも知れないので、お題という名目で、サステイナブル・キッチンライフのヒントをあげて見ようと思います。我こそは!という方、ぜひご参加下さい。これは私がこんなの書いてみようかな…と過去にあげたことの覚書でもあるので、その他、食べ物、食べ方、農業、環境…サステイナブル(私は以前から「その

        • 今日も永遠の課題を考える。

          (Top photo credit:  5/30/2020 Seattle Times) 今日は非常事態なので、サステイナブルライフとちょっと関係ない事書きます。アメリカ生活を、白人さんの社会で日本人として長い間生活してきた私の戯論です。 ====== 昨夜は5時に外出禁止令。けたたましい音で電話がなって、市長からのショートメールが送られてきました。この街のダウンタウンで暴動があって、テレビでみたらデパートの窓が割られ強盗行為が堂々と行われ、警察車両が焼けていて。今日は

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        • シアトル発 サステイナブル・キッチンライフ
          6本

        記事

          Gallo Pinto、シャウエッセンと卵焼き

          私の子供の頃からの大好物、ソーセージと卵焼きとご飯。そこに山盛りの野菜が入ったお味噌汁や、お新香のような副菜があれば、私はどこでも暮らせます。ここ数十年はソーセージの事を色々知ってしまったのと、食べると胃の調子がよくないので、量も回数も減ってしまったけれど、ソーセージと卵焼きって、運動会を思い出したり、ノスタルジアを感じるメニューだったりしませんか? それに朝食の世界的大定番です。 小さい頃、母に言われた事。「ソーセージは、後ろの表示を見て、豚肉100%を選ぶのよ。あと色の

          Gallo Pinto、シャウエッセンと卵焼き

          自家製酵母(サワー種)のパンを焼く(1)

          ちょっと白状すると、私が前職で作っていたパンには、ほんの少量だけドライアクティブイーストが入っていました。もちろんオーガニックだったり、信用できるソースから仕入れたイーストですが。(工場で生産されているイーストは、GMOの砂糖など、糖質培地の上で育てられている場合もあるそうなので、一応オーガニックを選んでいました) 天然酵母100%のパン生地を、仕事場のキッチンで、前日の午後成形をして、夜の間二次発酵させると、朝焼くまでに時間が長くなり過ぎてしまって、発酵が進み、生地が弛れ

          自家製酵母(サワー種)のパンを焼く(1)

          ラーメン!ラーメン!ラーメン!ラーメン!

          Netflixで旦那さんが夜中に見ていたラーメンのショートムービー。それを見てしまったら、無性にラーメンが食べたくなりました。でも今は食べに行けないし…自分で作る事にしました。だってずっと家にいる訳だし。 地元の製粉所、Cairnspring Millsの"Yecora Rojo"という種類の小麦を挽いた  “Trailblazer”という強力粉(Bread flour)を先日お友達との共同購入で仕入れたので「そうだ!ラーメンを作ろうと!」思い立ったら吉日。精製していない、

          ラーメン!ラーメン!ラーメン!ラーメン!

          ぬか漬けと私。

          最近うちの息子達も私の漬けたお漬物を食べてくれるようになったけど、彼らを育てていた頃は、こちらもあちらも発酵食品の事など全く知らず。たまに旦那さんの好きなぬか漬けを、母の見様見真似で作って見たものの、実は最近まで自分でも何があまり美味しいのかわからずにいました。(衝撃の告白) 実は私、ぬか漬け恐怖症でして。この一年ほど以前に比べ時間があるので、ぬか床と以前より仲良くしているうちに、その美味しさにびっくりしました。私が子供の頃、母が私を笑わせようと、ぬか漬けをかき混ぜてから、

          ショウゴ君。

          実は今、日本人の若者がうちにステイしていまして。ショウゴ君という彼は、23歳にして書道と、墨絵と、写真と大瀧詠一が好きなアーティスト。その彼が前回載せた写真を撮ってくれました。私が作ったご飯なだけなのに、ショウゴ君が写真を取ると本当に美味しそう!ありがとう。 数年こちらにいて、もうすぐ帰国予定なのですが、最近知り合いました。確か、発酵のセミナーに来て頂いて、共通の知人から紹介されたのかな?その後、このナイスガイは、私に「パーマカルチャーヴィレッジに行くのだが、そこに持ってい

          ご無沙汰しております…

          皆さんお久しぶりです。麻子です。コロナ禍で不安な日々が続いていますが、皆さんご無事にお過ごしでしょうか? 私の方は、投稿が止まって早1年。ようやく、やっと、ついに、こうやってNoteとまた対面する気持ちになりました。その後、何となく治ってきたと思われた心の風邪は意外と強敵で、夫婦共々、隠遁生活をしていました。どうして何もやる気にならないのかな?と、著名なセラピストの言うことも読み漁り…。どこかのお医者様が、「ずっとゴロゴロしていれば治ります」と書いていらした事を信じて生活し

          心の風邪にご注意を。

          どうやら夫婦揃って心の風邪を引いたようです。更年期っていうのもあるのか…。この数年何となくおかしかったのですけどね。仕事場も一緒、家でも一緒、ずっとずっと一緒という環境の中で、まず私が仕事上の人間関係云々からのストレスで心の風邪をひいてしまった所から始まりました。それがどんどん悪化して、終いにはほぼ勝手に会社を辞めてしまった訳で。そんな私と寝食&職を共にしている旦那さんも遂に壊れてしまったようです。夫婦揃ってとは…本当にトホホだわ。 その後私はだんだん回復し始めたようで、や

          お米とステーキとサステイナビリティ

          この記事を書き始めて、1ヶ月以上が経過致しました…アイタタタタ。その間に、シアトルでは20年ぶりの大雪とやらが降ったり、私は日本に弾丸帰国をしてテストを受けたり、戻ると同日に日本からホームスティの学生さんを迎えたり、シアトルでリーダーシップトレーニングなどを行うNPO団体iLeap(http://ileap.org/ja/who-we-are/)からインターンの学生さんを受け入れてメンターをして「環境と鮭」の関係についてレポートを作ってもらったり、可愛い蘭ちゃん*1が遊びに来

          お米とステーキとサステイナビリティ

          何でサステイナブルだったのか。

          よく聞かれるんです。「麻子さん、環境に関しての勉強をしていたのですか?何でサステイナブルな生活に興味を持ったのですか?」 それは…。凝り性だから。それだけの事です。 料理は子供の頃から大好きで、5〜6歳の時には自分で朝からお弁当を作って、近くの公園に遠足に行くような子供だったような気がします。初めて習った料理は卵焼き。母が愛用の丸い鉄のフライパンで、クルクルと上手に卵焼きを作っていて「アレがやりたい!」と思ったのが最初だったかと思います。母はとても料理が上手で、舌をきちん

          サステイナビリティってなんだ?

          最近よく耳にするようになったSustainable(サステイナブル)やSustainability(サステイナビリティ)という言葉は、「持続可能性」と訳されますが、私としてはあまりしっくり来ない、わかり辛いと思っています。大辞林 第三版では「生物資源(特に森林や水産資源)の長期的に維持可能な利用条件を満たすこと。広義には、自然資源消費や環境汚染が適正に管理され、経済活動や福祉の水準が長期的に維持可能なことをいう。サステイナビリティー」と解説されていますが、まだちょっとわかりに

          初めまして。サステイナブル料理研究家のアサコです。

          こんにちは。アメリカのワシントン州シアトル在住の料理研究家のサリバン・アサコといいます。日本とアメリカを行ったり来たりする生活を初めて早30余年。(自分もビックリ!) 昨年、恐れ多くも主人と一緒に独立し、食品加工製造業をはじめました。主人は根っからの料理人で、パン職人、ホテル厨房、レストランなどを渡り歩き、この道約36年。私は料理学校を出て飲食業界に身を投じてから約12年。下っ端コック、ケータリング、レストランオーナー、カフェオーナー、オーガニック/サステイナブル教育施設のキ

          初めまして。サステイナブル料理研究家のアサコです。