おすすめの本 見つけました!
以前、おすすめの本というタイトルの投稿を出したのだが、
そこに私のおすすめの本というものは載せておらず、その時点では私は人におすすめできる本がない。というかそこまで色んな本を読んでなかったから自分がおもしろい!と思って好き好んで読む本はあっても、それを皆におすすめできる自信がなかったのだ。
ここ最近読んだ本は100冊を超えた。
そして、自分の中でこれは誰にでも読んでもらいたいおすすめ本をみつけたのだ。
それは、フォレスト出版 三五館シンシャ発行の「職業日記シリーズ」である。
私が読んだのはその中でも
・コンビニオーナーギリギリ日記
・タクシードライバーぐるぐる日記
・ディズニーキャストざわざわ日記
・派遣添乗員ヘトヘト日記
の四冊である。
世の中には数知れず多くの職業が存在する。
私の住む田舎にはないような職業から、どこにでもある職業まで。
人生の酸いも甘いも経験済みな年配の方々が職業の実態についてこと細かく綴っているそんな本である。
このシリーズの本はまず表紙のイラストが独特で吸い込まれるのだ。
図書館のあちこちにそのシリーズが並んでおり、まずコンビニオーナーのギリギリ日記を手にした。
日々のストーリーが赤裸々に綴ってある内容に私は知らない世界に興味を示すとともにこんな大変な仕事だったのか。と驚きを隠せないのだった。
当たり前であるが、普段客として利用する以外、特にその仕事内容について深く考えることなんてない。でも、自分の知らない世界でこんなにもいろいろなストーリーが繰り広げられ一生懸命向き合っている誰かがいるのだ。
接客業には客がいる。それも様々な客がいる。
態度が悪い客や困らせてくる客、優しい声かけをしてくれた客や見た目は怖そうなのに芯がある客などなど・・・
詳しいことを書き続けるとネタバレになってしまうので書かないが、
想像を超えるものがそこには書き綴られていた。
また、チェーン店などでは売り上げの数字と戦わなければならない。
また、スーパーバイザー(sv)からのこと細かい指示をいちいち聞かなければならない。それが正しいことなのか、現場での感触の違いに戸惑いを持ちながらも・・・。日々奮闘している。
働く立場の問題も様々。会社を経営するものの考えと雇われている立場ではかなり考え方の違いがある。責任の量や大きさも違う。
働く仲間通しの人間関係などの問題も、とても勉強になるものばかりだった。
まだ、全シリーズを読んではいないが、これからまだ読んでいないシリーズについても随時読んでいこうと思う。
この職業シリーズを読んだ私の意見としては、
どんな職業にもきれいごとだけでは決して語れないよどんだ事実があるものだ。そしてそんな仕事をしてくれている誰かがいるから自分たちの生活が成り立っている。
お金を払って利用しているのだからこのくらいしてくれて当たり前。
などと決して思わず、「このサービスをしてくれたおかげで気持ちよく利用ができているのだ」という気持ちをできるだけ感謝の言葉や行動で表せるような人間になりたいな。と思った。
そういった人々が増えると楽しく仕事ができる人も少しずつ増えていくはずだ。そう願いたい。
仕事に対してのモチベーションがアップするような、キラキラした輝かしい内容ばかりではないが、若者が読むことで色んな方向性から刺激を受ける本であるのは間違いない。
また、長年何かのお仕事をされたご年配の方が読んだとしても、共感できるものが少なからずあるはずで、自分が誰かに伝えたかったことがそこに書かれているはずなのだ。長年の苦労をねぎらってもらったような気分にもなるかもしれない。
なので、たくさんの人におすすめしたい本となった。
ぜひ、どうぞ。