アトピーにやさしいお米の話(その1)
アトピーにやさしいお米があるってほんと?
これはもう何年前になるだろうか。
白米よりも、玄米がいい、とかを何かで勉強した際に、
「玄米を食べるなら無農薬じゃなきゃね」だの
「産地は自分の生まれた土地の近くのが体に合う」だの
ふむふむ、そうねそうね、的な感じで見てて
注文するお米をネットショッピングで探してたのよ。
そしたら、
とあるお米屋さんの、
とある品種の売り文句に
「アトピーにやさしいお米」
ってのがあったのね。
なんだこれは?
お米アレルギーの人向けか??
と思ったんだけど、
どうも、そうとは限らないらしい。
アトピーにやさしくないのは「○○米」
お正月が終わるころ、
毎年肌が荒れる人、
胃がもたれる人、
アトピーが悪化する人、
いますよね、
いますよね!
(ええ、私がそう!)
お正月にはおもちを沢山食べる機会が多いですよね。
おもち、つまり「もち米」が
アトピーの人にとっては、
肌荒れやかゆみを誘発しやすく
悪化するきっかけになるんだとか。
私は、もち米(おもち、赤飯、おせんべい含む)を食べすぎると
胃がもたれるし、お通じが悪くなるし、
赤いじくじく系の湿疹が増えるんだな。
体の中の炎症が増えるイメージ。
だから、普段からあまりたくさん
食べないように、意識をしています。
(お餅も赤飯もおせんべいも、ほんとは大好き)
「うるち米」でも油断しちゃダメ
その「もち米」が、
普段食べているお米(うるち米)にも
入っているのまで気づいている人は
どれくらいいるのだろう。。
日本人の約8割が食べているという
「コシヒカリ」系統
これは、品種改良されたお米。
「もち米系統と交配させて
食味をよくするために品種改良されたお米」
なんですね。
もちもちとした粘りのある食感がまさに
もち米の特性を生かした
食味を良くするための品種改良。
つまり、
もち米じゃないのに、
毎日おもちを食べているのと同じように
体に負担をかけている可能性があるんだね。
じゃあどんなお米ならいいのか。。
<あっさり米>を探せ!
もち米に近くない品種がいい、
なら
何がいいのか、というと
お寿司屋さんなどで使われているような
「粘り気の少ない、あっさりとした品種」
が良いようです。
現在の日本では、もちもちとした粘り気の強いお米が
冷めてもおいしく、人気ではあるけれど、
私たちは、その逆を行く、という感じ。
具体的な品種でいうと
【在来種】と言われる岡山県の「朝日」や山形県の「亀の尾」、
東北地方の「ササニシキ」、
北海道の「ゆきひかり」、
関西の「日本晴」、などなど。。
調べ始めると、系統図とかまで見始めちゃうんだけど(笑)
つまりはコシヒカリ系統ではない、
原種の系統を引き継ぐ品種が、
アトピーの人には向いているそう。
ちなみに、上記に挙げた品種が、
どれも育てるのが難しいそうで、全体数がとても少ない。
つまりは、値段がお高め。
しかも無農薬や、特別栽培米なんかを選んだら、
5kgで5000円超えとか、普通にある。
去年まで扱っていたお米屋さんが、今年は扱っていない、
なんてことも、よくある話で。。
なので、お手頃なお米探しは、実は少し、難儀します。
まとめ
お米を<あっさり米>に変えてすぐは、
こしひかりのもちもちに慣れている人からすると
「(味が)うーん・・」
となるかもしれない。
でも、慣れてしまえばなんてことないし、
私は一度コシヒカリに戻した時の
自分の体の変化を経験してしまったので、
これからも、<あっさり米>を探し続けたいと思います。
お米に関しての続きはこちら
「ご飯の精米度は?研ぎ方は?炊き方は?」について
書いています。