大学卒業 春休み 実家に帰る 親に 「あんた、仕事あるの?」 と、言われる。 きっと、講師の仕事の連絡が 春休み中にくるんだ と思ってた。 でも、待てど、待てど 来ない。 あれ…? そして4月1日を迎えた。 SNSでは、 友達が入社式〜と、 キラキラでいっぱいだった。 あれ? 母親から うんざりされた目で見られる。 どうしようか。 これから。 大卒 ニート スタート。
ある秋の日。 ポストにA4サイズの封筒が届いていた。 手に取ってみると、薄い。 嫌な予感。 あけてみると、 見たくない言葉が。 「教員採用試験、落ちた・・・」 家族に電話した。 いつもあまり会話しない 父親から 「そうかぁ」 と、ただそれだけ言われたとき 涙がじわじわと溢れてきた。 辛いときに、 「そうかぁ」 「だめかぁ」 ただ、それだけ言って受け止めてくれるって あったかいクッションみたいだなって 今、思い出して、感じた。
はじめまして。 橘あきです。 元特別支援学校教員。 私の教員生活は 大学時代に受けた教員採用試験の 面接最低ランクE判定からのスタート。 あぁ、私って 教師失格なんだなー という始まりでした。 そこから、 いろんな方との出会いや 自分と向き合うことを 積み重ねていく中で 経験したこと、 感じたことを 紡いでいきます。 読んでくださって ありがとうございました。