ちびマフラーのこと
今季新発売したちびマフラーのお話をします。
スヌードばかりを制作した時にお客様からこんなお声をいただいていました。
「小ぶりのものが欲しい。」
「スヌードだと被る時にメイクのことが気になる。」
「スヌードは畳みにくく、嵩張る。」
なるほど。
小ぶりでも暖かさはしっかりあるもの。
(通常サイズのマフラーと同じ暖かさ)
簡単装着で映えるデザイン。
小さくたためる。
・・・以上が小ぶりな巻き物の条件といったところでしょうか?
簡単装着で映えるデザイン問題を解決出来ず、形にならないこと数年。
「へリンボン柄のちびマフラーが欲しい。」というお客様の問い合わせから
ちびマフラーサイズの生地を2枚織り、重ねて仕立てればよいのでは?
アイデアが浮かび、一気に条件を満たすデザインが完成しました。
マフラーに必要な量の糸を紡ぐのに数日かかります。
織りに使える糸にするまでには紡いだ後にも作業が必要。
ホームスパンは時間を織り込むようにして形になります。
「スヌードより小さいのに高いのはなぜ?」
イベントで何度かご質問を受けました。
ちびマフラーはスヌードよりも見た目は小さい印象ですが、
糸の使用量はスヌードよりも多いです。
ちびマフラーはスヌードより作業が多く制作時間がかかります。
このような理由で価格を設定しています。
ホームスパンマフラーを1万円台で制作するというのもテーマでした。
ヘリンボン柄の他にローズパス柄のマフラーもたくさん制作しました。
お気に入りの1枚を見つけていただけると思います。