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infpの私が初めて『人間失格』を読んでみる#3第二の手記①

こんばんは、夜中に失礼。

今日が月曜だろうがニートには関係ないのは虚しい。

第二の手記を読んでみたが、約40頁程読んだところで、メモが2000字を越えたので、第二の手記の感想も細かく分けて投稿しようと思う。

多分④くらいまで続く。


冒頭は、情景描写で始まった。
桜の砂浜という言い方が好き。


海に鏤む桜の花びらの砂浜がそのまま中学の校庭に代わる。


最初にあまり関係がなさそうな海の描写を入れた意図はなんだろうか気になる。

受験勉強を碌にしてないのに入学できました。
第一の手記からも葉蔵の元からある賢さが目に見えて証明された感じ。

なるほど、制服の制帽の徽章、ボタンにも図案化された桜があることから、桜がよく見られる街の学校。

最初の桜の描写があったから分かりやすかった。

葉蔵の父の遠い親戚の家から通うことになる。朝礼の鐘が鳴ってから走って登校する怠惰な生活。

infpにも似たようなところがあって、面倒くさがりがそれに当てはまると思う。朝礼がなってから登校するのは流石に怠惰すぎるけど(笑)

『肉親と他人、故郷と他郷、そこには抜くべからざる演技の難易の差が〜存在しているもの。』


つまり、肉親(故郷)よりも他人(他郷)の所に身を置いた方が、演技をするのは簡単であると言いたいのかな?

なんだか葉蔵はもう完全に『演技』に慣れてきていて、恐怖は感じていないみたいに感じる。他郷に身を置いてるからってのもあるだろう。

どこか違和感あるだろうが自分というものに自信がついてきたのかな。

大庭葉蔵、が本名?

『自分の正体を完全に隠蔽し得たのではあるまいか、とほっとしかけた矢先に、自分は実に意外にも背後から突き刺されました』

竹一に見破られて恐怖する葉蔵。

『人を殺したいと思った事は、いちどもありませんでした。それは、おそるべき相手に、かえって幸福を与えるだけの事だと考えていたからです。』


言葉通りの意味なのか、正直理解ができなかった。

でも葉蔵、道化の立場になってみるとこんな恐ろしい考えも違和感なく考えてしまいそうな気もする。


『わざ。わざ』とバレたあたりからの葉蔵の行動が痛々しい…

「お前は、きっと、女に惚れられるよ」
葉蔵は竹一にかなり警戒しながらどこか惹かれてるのかな。

『憂鬱の伽藍が崩壊し、ただのっぺらぼうになってしまうような心地がするものですけれども、』
よく分からなかった。

いよいよ葉蔵は「本当におかしい考え方」をし始めた気がする。

第一の手記は、まだ人間に恐怖する「純粋?」な葉蔵だが、歪んでいて、意味を理解するのも難しい。

この変化は、誰もが一度は思うような考えから、誰かが一瞬思うような異端な考えに変化してる感じ。

『虎の尾を踏む失敗をして、それがまた男性から受ける笞とちがって、内出血みたいに極度に不快に内攻して』

葉蔵が女性の方が難解というのはちょっと意外に思った。虎の尾を踏むは、道化することかな?

それに失敗する(笑わせられなかった?)

もしそういうことだったら例えがかなり変わってて好き。中学生ながらに女と男の本質の一つを上手く言ってる。

葉蔵は女という難解な生き物に、『かまわれる』
これは、同級生の女子に『かまわれる』のかな?

葉蔵のお道化をいつまでも笑う女は、男よりもよけいに快楽を頬張ることができる。

第一の手記の『性癖』は葉蔵の道化?でここでの快楽は、その葉蔵の道化を享受した女が快楽する。という意味なのかな?

それにしても快楽という言い方の方こそ下品だと思うのだけど、昔と今の言葉の違いかな?

今更だが『惚れられる』と言ったのは竹一か葉蔵のどちらなのか分からなくなってきた。

『竹一の無知なお世辞がいまわしい予言として〜』
竹一がいったのかな?ずっと葉蔵だと思ってたのだけど。

割とどうでもいいかもしれないことに集中しちゃうのもinfpの特徴。

『お化けの絵』
『人間という化け物に傷めつけられ〜、道化などでごまかさず、見えたままの表現に努力した』

お化けの絵、地獄の馬みたい、すごいこと言う(笑)中学生という純粋すぎる故の見方なのかな?

そして葉蔵は、将来の自分の仲間がいる、と将来を見据えた言い方をしていて、ここで葉蔵の視野もちょっと広くなった印象。

『美しいと感じたものを、そのまま美しく表現しようと努力する甘さ、おろかしさ』

『何でもないことを主観によって美しく、醜く表現のよろこびにひたる』

何となくわかるような…葉蔵はすごい自信を持ち始めた。先生の絵は下手とはっきり言ってる。

これをきっかけに葉蔵が『自分』を描き始めるのかな。そうなれば、恐怖はもっと薄まるとは思うけど、道化はどうだろう。

竹一から、「お前は、偉い絵画きになる」というもう一つの予言を得た。

ここでやっと、「惚れられる」という予言も竹一の口から出たことだと確信することができた。どうでも良すぎる…

『教室も寮も、ゆがめられた性慾の、はきだめみたいな気さえして』

性慾と、欲の漢字が変わって違和感。第一の手記の「性欲」とは別物らしい。


こんなに長くメモするとは思わなかった

3、4行に1メモのペースだ。恐ろしい。

結構どうでもいいことをメモした気がする。余裕がない。

例えメモでももう少しまとめるくらい、しないと…ねえ?


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