2022年10月のインプット・アウトプット
こんにちは。 @aknecco です。10月も振り返りやっていきます。
先月の振り返りはこちらです。
やったこと
Webサイトのデザイン(トップページのみ)
デザインの幅をもっと広げたくて、男性向けのコーポレートサイトのデザインに挑戦しました。すごく難しかったです。
世にあるデザインは、あくまでもそのクライアントさんの目的達成や課題解決のために考えられたものであって、汎用性のあるデザインとは違うんだなぁと気付きました。
当たり前と言われれば、そうなのですが……よく考えず参考にしたり、参考デザインに引っ張られてしまうことがあるので、気をつけます。
Webサイトのトレース
上に書いたデザインを作っているときに、自分が作るものとプロの方が作るものには、やっぱり大きな溝があるなぁと自覚しました……。
なのでその溝を埋めるために、世の中のデザインがどう作られているのか知らなければならないと思い、サイトのトレースをやることにしました。
今までトレースや模写することの必要性がわからなくて、全然やってきませんでした。同じ勉強なら、上からなぞるトレースよりもデザインを作ってフィードバックをもらう、を繰り返す方がいいんじゃないかな?と思っていました。
でも今回初めてトレースをやってみて、とても勉強になりました。やって良かったです!
トレースの途中で感じたこと・疑問に思ったことは、その都度書き留めて、自分なりの解答も書きました。
普段やってるサイト分析は、全体を俯瞰して見ることができて、サイトの骨格・設計を知る練習になっていいなと思います。
その反面、具体性を欠く、ぼんやりした言語化になってしまうこともあります。
トレースでは、小さな差異や細かいところにも目が行きます。
例えば、セクションによって見出しのフォントサイズが違うとか。罫線の不透明度が100%ではなく、40%になっているとか。
こういったことって、わたしは結構見逃しがちで……。
そのためトレースによってこういった差異もキャッチして、なぜこのデザインなのか? 意図を考えることで、より深く具体的に分析できると思いました。続けていけたら力になりそうです!
読んだ本
『作字作法 日本語文字デザインの思考とプロセス』
日本語文字デザインを主軸に活躍しているデザイナー17名のインタビューをまとめた本です。
内容は、作字との出会いからお仕事として結びつくまで、制作のスタイル、制作背景が書かれています。掲載されている制作物は、カッチリした広告デザインではなくて、漫画や音楽などのエンタメ系・サブカルチャー寄りのものが多かったです。
掲載ジャンルの偏りについては、たぶん作字の特徴と、クライアントさんの事業領域がマッチしているからなのかなと思いました。
本書に登場するデザイナーさんの中には、仕事の息抜きやストレス発散目的で作字を始めた方がいらっしゃいました。なので自由な発想で作ることができる作字と、表現に比較的制限のないサブカルチャー系・エンタメ系事業との相性が良いのだろうと推測しました。ガチガチにルールが決められている商材だと、デザインで冒険するのが難しいんじゃないかなーと……(素人の考えです)。そんなことを考えながら読み進めていたのですが、ほんとにデザイナーさんが楽しみながら作ったんだろうなと紙面から伝わってきて、すごくワクワクしました!
また制作プロセスとして、実際のイラレ画面のキャプチャやラフスケッチなどがたくさん掲載されているのも良かったです。
色々な文字デザインが見られるので、作字やロゴ制作が好きな方にオススメです。
『もじ部』
フォントベンダーさん・書体設計士さんによる、書体制作の秘話やフォントの使い方のコツを会話形式の文体で収録した書籍です。フォントの制作背景を深く調べたりすることがなかったので、すごく興味深くて面白かったです。
また良い書体を見分けるポイントなど、フォントを使う上での知識も載っていて勉強になりました。
あとは、書体設計士さんによって設計思想が違うのが面白かったです。
たとえば字游工房鳥海さんは、水や空気のように日常に溶け込むベーシックな書体を作りたい。反対にフォントワークス藤田さんはワクワク、ゾクゾクする書体を作りたいというスタンス。同じ書体設計士さんでも目指している方向性って違うんだ!とびっくりしました。みんながみんな、同じ方向に歩かなくてもいいんだな……と、謎に安堵。w
そして1番グッときたのが、鳥海さんが近代文学の小説の登場人物をモチーフに書体制作をしたというエピソード。書体に付加価値がついて、さらに作った自分しか知らない、知られざる書体の一面。めちゃくちゃ興奮しました。わたしも『葉桜と魔笛』をモチーフにした書体を作りたい。
『発信する・共感を呼ぶ Web&SNS時代のブランディングデザイン』
これも買って良かったです!
Webサイト、SNS(Instagram)、パッケージなどの実例が掲載されています。
これらがまとまって載っているのがすごく良いと思いました。
業種のジャンル分けは、食品、美容・生活、サービス・施設の3ジャンル。
制作物の写真は豊富に掲載されていて、見てるだけで楽しいです。
WebデザインとSNSの投稿写真の比重が高いので、商圏をオフラインだけでなくオンラインにも広げていくような場合に参考になるのかなと思いました。
いいなと思った点が2つあって、1つはInstagramの写真がまとまって載っていること!SNSの投稿写真をまとめた書籍って多くないと思います。写真の見せ方とかとても参考になります。他社の例が一度にたくさん見られるのはすごく良いと思います。
2つは、デザインの意図や戦略がきちんと書かれていること!文章は多くありませんが、そのブランドの成り立ちや訴求方法が言語化されているので、どんな意図でこのデザインになったのか理解しやすいです。
10月の目標到達度
デザインのスキルを磨く
→模写ではなくトレースした。
→サイト分析は全然できなかった。
→本は読んだ。
→デザインのアウトプットは全然できなかった。コーディングもがんばる(小声)
小声どころか無音。時間を割けませんでした。
11月の目標
仕事が思いの外しんどくなってきたので、目標がゆるゆるです……(;;)
制作物を増やす
転職活動するにはまだ制作物が足りないと思うので、どんどんアウトプットしていきたいです!
架空サイトだと転職活動の用途でしか使えないので、拙くても人の役に立って、育てていけるようなサイトを作りたいです。
まとめ
今月はあまり勉強も作業もできませんでした。仕事が忙しいのを言い訳にしたくないので、スキマ時間に少しでも進められるように頑張ります!
ここから余談なのですが、今まで色々な経験をさせていただいて、わたしはクライアントさんのことを考えてデザインするのがすごく好きなんだと気付きました。
自分から話すのは苦手なのですが、、、話を聞くのはとても好きです。本当に楽しいです。クライアントさんの未来を想像するとワクワクします。
なのでおまかせで自分が全部作るのではなく、クライアントさんも巻き込んで一緒に作っていきたい。
それが叶えられる会社、お客さまとのコミュニケーションを大切にしている会社さんに入社したいです。
希望の会社に入社できるように、もうひと踏ん張り!
11月も頑張ります!
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