相互理解
マインドのあなたと外界と接しているときのボディのあなた、そしてハートの悟性で“ただ在る”あなた。
その全てを統合しなさい。
それらだけでなく、腹黒かったり、嫉妬深かったり、批判的だったり、情けなかったり、優しかったり、冷たかったり、怠け者だったり、卑しかったりする好きな部分も認めたくないような部分も、あなたがあなたとして体験するすべてのあなたをただ認めて下さい。
そうだな、『うる星やつら』って漫画ありましたよね?
うん、確かにボディのあなたはラムちゃんをやりたがるでしょうね。
でもあの漫画って、あたるもいれば蘭もいるしジャリテンもしのぶもチェリーも…すごく雑然とキャラクターがいたでしょう。そして毎回お話しが収集つかないままに終わる。あんな感じです。あなたの中も。本来は。ラムちゃんだけになりきってしまうのではなく、その他のキテレツなキャラクター全て。あたるの母が出てきて「あんたなんか産まなければ良かった」がっくし…、とかやったりしてね。テンはしょっちゅうキレて火を吐いてるしね。その全てのキャラクターが出てきたらそれをあなたとして認める。そして高橋留美子の視点で全部を見ている。
人間になる、というのはあなたの場合はそういうことです。これはひとそれぞれで違うのですが。あなたはご自分のなかで、特にマインドのあなたとボディのあなたの間で分裂が起きています。まだ統合されていない。
よーく、観て下さい。
マインドのあなたのまま、例えば思ったままを口に出せますか?
そうでしょう。その居心地の悪さ、体側の拒絶反応のことを言っているのです。
どちらも当然あなたなのです。どちらかだけを選びなさいということではない。その両者間で理解し合い、繋がりを持ってください。あなたが今のままでは他者と愛しあえないですよと言ったのは、その意味においてです。
見たくない自分、認めたくない自分。それらをただ受けとめる。理解する、ということ。自分を理解するということ。理解する、それが愛するということです。自分のなかにおいてですら難しいのです。でもまずはそれが出来ずして他者の全てを受けとめられますか?
誰かを愛するということも同じことなのですよ。
その人の全てを理解する。受けとめる、ということです。好きな部分も嫌な部分も。
あなたはそれを本当にしたいのですか?
だから言ったでしょう。
愛することは大変なことですよ、と。
疲れますよ、きっととても。とてもとても骨の折れることですよ。
ただ、その領域に踏み込んだときに訪れる喜びもまた、同様に深く大きいのです。闇と光の幅が拡がります。どちらかだけということはこの世界ではありえません。苦しみがあれば喜びもまたあり、逆も然り。
だから、覚悟して下さい。
自分で意図し、創造して下さい。
マインドのあなたとボディのあなたの相互理解を。やれますよ、きっと。そして覚悟をしたのならそれもはじまるでしょう。いえ、それはもうはじまっているのですけれどね。
女性性が土台。男性性は柱です。
ご自分のその女性性のなかに柱を立てて下さいね。それがこの世の創造性ですよ。
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