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日記:カネに転がされたり廃車を転がしている

 日記を書いていきます。




NISAでカネに転がされている

 前回の日記でNISAの投資信託を始めてしばらくたったので、本格的に余裕資金を投じ始めました。
 といっても、インデックス投資ですからね。おれだって大金突っ込んで賭け事に手を出すほどバカじゃないですよ。ずっと持ってればまあ損はしないという銘柄ですから








バババババババッババババ
バカヤローーーーーッ!!!!!!!


 おまっ……インデックス投資で数千円も下がることあるか!!!!!!!!!!何考えてんだ!!!!!!!!!!お前の長所は確実に右肩上がりすることしかねえだろが!!!!!!!!!!

 ものすごい投資の洗礼を受けました。ちょこちょこ本腰を入れてS&P500買い始めた途端にバカ値下がり。8000円がシュッ!とどこかへ消えました。ほんとになんもしてないのに金が消えた……。
 実はこれでもまだ損してない方ってのが怖いんですよ。このバカ値下がりした日にちょうど追加でドカッと買い増しをした約定日だったので、その後追いで買った分はお得に口数を多く買えたということでまあセーフだったのですが…。

 銘柄や株が値下がりすると自分の持っている保有資産は値下がりするので売るとか保有している立場としてはさきほどのアルちゃんみたいな青い顔になるのですが、買い増しするぶんには安くたくさん買えるので得をするんですね。
 おれがこの銘柄を買い増ししてから数日後、その取引が本決定する日(約定日)がちょうどバカ値下がりした日だったので、タイムラグがうまく作用してそのお安い値段が適用され、滑り込みで買い増し分は損をしなかった…というわけですが…。あぶねーマジ。こえーよ投資マジでよ……。

賭博黙示録インド

 そして前回の記事で「インドのインフラがめっちゃ急上昇しててこえーwまあおれはこんなリスキーなん買わんけどw」と言ってたインドのインフラ、実はちょっと買ってました。遊びのつもりで。まっ…こっちは駄目で元々……損して結構……



増えてる……。


 まさかの遊びで投資したギャンブル枠が爆上がり。堅実にやるつもりだったアメリカのインデックス投資でバカ損をし、その損を上回るほどインドのインフラで得をしたというギャンブラーみたいな取り返し方で収支がプラスになりました。おまえなんなんだよ!!!!
 いろんな国に分散投資をすると安全だよね、がまさに的中していて怖いなぁと思いました。賭けであっても保険は掛けておくもんだなぁ…。


 ただ、インド経済の上がり方が怖えなぁ…と思うのも事実で、どっかで勝ち分を回収してリバランスしたり売り抜けのタイミングは見計らいたいですね…。

 あんまり政治の話をしたくはないんですが、インドは現在だいぶヤバい政治体制になっており、おれとしてはメチャメチャ嫌な予感がしています。元JETROの人が書いた「モディ化するインド」という本が最近話題になっていて、おれもさっきkindleで斜め読みしてましたが相当ヤバいことが書かれていて…。
 現在の政権を握っとるナレンドラ・モディという首相は再選とか自分の長期政権を維持するためにいろいろ選挙法をいじっており、それだけでもなかなか怖いおっさんなのですが、その他にも宗教的にヒンドゥーを優遇して他を無言の弾圧で締め付けるなど火種を撒き散らしたり、国内の実勢調査であえて統計データを取らずに貧困層の実態を黙殺したりなどオイオイオイオイ……感がすごいです。これで対外的には民主主義の国です!とアピールしているので、ちょっとなんか、そこはかとなくヤバい……。
 で、おれが投資しとるインドのインフラ企業もなかなかに日本とは様子が違う。インドでは財閥がインフラを握っています。これもよく考えるとヤバい。鉄道とか火力発電なんかは国がちゃんと公社も持ってるのですが、4G通信網なんかは金持ちの一声で敷設されたなんて言われているらしいです。

 限りなく独裁に近づいて弱者を放置する政権、財閥が握っとるインフラ、まあもうこの両者が揃えばインフラに……その…まあ……そういうお金が流入してんだろうなと想像がつきます。いろいろ……やってるでしょうね。
 露骨なバブルっぽさ、どう考えても見えてる地雷の2連コンボなのでRDくらいおれの中で嫌な予感センサーが鳴ってる。マメに利益回収せんとまずそうだなという気がします。


プライムデーで液タブなどを買った

 プライムデーでXPPenの液タブとかハリオのコーヒープレスを買いました。


 人生初液タブです。
 一昔前といえば板タブですらなかなか手を出しづらかった価格帯でしたが、12インチの液タブがいまやちょっとお金貯めて3万円払えばお釣りが来るくらいで買えてしまう。それもとくに使っていて違和感のない品質のものなんで、すごい時代ですね。

 使いこなせているか、というともともとおれ自身の出力スペックがザコなのでなんとも言えないのですが、ものすごく描きやすいのは確かですね。板タブだと手先と画面が一致していないので細かいところを書き込んだり曲線をスッと描くのがとてもつらいんですが、液タブは見たままに描けるし、なんなら物理的に定規を当てればいちいちツールボタンを押さずにその通りに線を引ける。
 今まで使っていた板タブより本体がデカいのが玉にキズですが、描いてるときのモチベーションは上がりますね。


箱開けた日に描いたタダヨ



パシフィックドライブで廃車を転がす

 サマーセールで買って積んでいたゲームをちょっとずつ崩しています。やろうやろうと思っていたパシフィックドライブが安く買えたのでよかったなと思います。

 このゲームはオンボロ車を操ってS.T.A.L.K.E.R.(今風に言うならタルコフのほうがいいかな…)のように危険地域でアイテム拾いをするゲームです。マップ上の不思議なものを調べて情報を得つつ、拾ったアイテムで車をもうちょっとマシにしたり便利な道具を作れるぞ!というのがアピールポイントですね。
 主人公はオリンピック隔離ゾーンという壁で封鎖された地域のなかに超常現象で取り込まれてしまい、荒れ狂う災害から逃げる最中に一台の放置車両と出会うのですが…。


 まあ、ひどい。
 文句ナシのこのボロ車がひどい!大賞ノミネート候補ですね。ベイビー・ドライバーでさえ見た瞬間うーん…ちょっと無理かな……と首を傾げてしまいそうな分解寸前のボディ。CoDだったらあとピストル一発撃ち込むだけで廃車確定リボンが画面に出てきますよ。
 タイヤに至ってはチュートリアルでちょっと運転したあと前輪が外れてコロコロコロ……と転がっていったので悲鳴が出ました。怖い。整備不良とかそんなもんじゃない。整備という概念が存在してないから不良という段階ではない。怖すぎて半泣きでタイヤ付け直したんだけど。おれの生命を載せて走っているという自覚を持ってほしい。


第22条 車枠及び車体の強度、取付方法等に関し、保安基準第18条第1項第1号の告示で定める基準は、次の各号に掲げる基準とする。
一 車枠及び車体は、堅ろうで運行に十分耐えるものであること。
二 車体は、車枠に確実に取り付けられ、振動、衝撃等によりゆるみを生じないようになっていること。

道路運送車両の保安基準

 日本だと鉄骨をワイヤーで車の前面にくくりつけたものをバンパーとは言わないんですが、道路運送車両の保安基準などというものが存在しないオリンピック隔離ゾーンではこれが立派なバンパーです。アナーキーですね。おれたちはあらためて我が国の自動車関連法規を検討した官僚たちに感謝すべきかもしれません。


 バックドアがついてるのかい!?贅沢な部品だね!!いまからおまえの車種はオープンカーだよ!!

 「開放感がある」「広々空間」とは日本のワゴンでよく使われる売り文句ですがこれ以上の開放感はないんじゃないんですかね。開放感というか本当に外気に開放されてるんでね、後ろが。ジャップどもの車に負けてるのは密閉性と安全性くらいじゃないですかね。雨が吹き込むとか荷物が転げ落ちるとか気にしてんのは神経質な日本人くらいですよ。


 見てください。当然のようにバッ直。日本人の不良どもなんて所詮セコセコと内側にワイヤー這わせて女々しい電飾やっとるだけやないか、アメリカ人ならモロ出しダクトテープで勝負せんかい!というメッセージ性を感じますね。飛来物で切ったり木の枝に引っ掛けるリスクとか毛頭考えていないデザインに男らしさが漂います。「アメリカ人ならラフに行け!」と言いたいんでしょう。いまんところ10割ラフなところしか見つからないのは大丈夫なんでしょうか。


 こうしてボロ車を見るとおれが初めて乗った車を思い出しますね。
 身内の知り合いの整備士さんのツテで10万くらいで見繕った中古のトッポBJだったんですが、当時は文句タラタラで乗っていたもののこうしてみるといいクルマだったのかもしれない。
 クラクションの回路に使っているシールが劣化していてキーひねって通電すると一生鳴り続けるとかそういうトラブルもあったので「もう二度と三菱には乗らねえぞ」と思ったりしたものですが、よく考えればちゃんとバンパーは純正、ヘッドライトは2個揃ってるし、車体にクレーターみたいな穴開いてないし、バックドアはもげてない、上等な車だったんでしょうね。
 いろんなものが備わっていることを当たり前のように考えていたのかもしれません。パシフィックドライブは大事なことをおれに教えてくれました。「いいんだよ、クラクションくれえ景気よく鳴らしとけよ」と。すこしハードルを下げてクルマというものを捉え直すいい機会になりました。まあこれ以上ハードル下げると公道走れない気がしますけどね。


 車に対する文句を延々と垂れていますが、もちろんここから乗り心地をよくしていくゲームなのでそこはご安心ください。たぶんフィンランドで小便垂れながら文字通りイチからクルマを組み立てる恐ろしいタイトルよりは遥かにマシだと思います。みんなもやろう!おれもやったんだからさ……。



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