心理的安全性の高いスタートアップ企業で10ヶ月働いてみた感想まとめ
(いま働いている会社の雰囲気を幅広い方にご紹介する記事ですが、よろしければ転職先としてご検討ください。記事の末尾に求人情報あります。)
こんにちは。スタートアップでアルゴリズムエンジニアをしている坂本です。
入社して10ヶ月、未経験から始めたソフトウェア開発ですが、周囲の方々のサポートのおかげで、ようやく所々慣れたところも出始めてきました。自分が書いたコードが製品に載るのは嬉しいです。
MNTSQ(モンテスキュー)というリーガルテックの会社に入って、オープンで率直なディスカッションから、ボトムアップの施策が次々と生まれ、UXのよさを目指した製品づくりに生かされる様子を見て、人が育つための土壌があり変化に強い、いわゆる心理的安全性の高い組織だと思いましたので、そう思った理由について、会社生活を通して感じたことをまとめてみます。
MNTSQの文化的特徴まとめ
MNTSQは創業から3年少々、社員数が30名強の会社です。リーガルテックという、これまで日本市場にあまりなかった新しい製品を作っています。現在、製品の骨格ができてゼロイチのフェーズが終わりに近づき、これから1→10の成長を目指す段階にあり、まだまだ価値仮説の修正を含む改善サイクルの中で新規機能開発が行われるフェーズです。下記のような文化的特徴を、事業に必要だと社員同士でお互いに気をつけながら、維持しています。
建前を言わなくていい
むしろ禁止。相手が社長であっても、課題だと感じたことは言葉にして伝え、返事をもらい、対話をする。社長からの返事がちゃんと返ってくるのがすごい
ボトムアップの新しい提案が歓迎される
複数の視点からアイディアを検証したほうが、それを作って本当に嬉しいと思ってくれる方がいるのか、健全にディスカッションできるという考え
要らないものをやめられる
それで良くなかったら、またやればいい、という考え
できないことより、できることに注目する
いろんな人がいるが、「何をしているか」でお互いを見ている
得意なことや苦手なことのばらつきについては自然なことと捉え、それぞれがどうすればパフォーマンスをより発揮できるかを考えている
人間の成長する力を信じている
入社後の業務に類似の経験がある程度は必要だが、入社後の職種が未経験の人もある程度採ってもらえる
経歴にブランクがあることは、まったく問題視されない
入社後に職種を変える人がいる。職種を変えるまでしなくても、違う職種の領域に踏み込んで仕事をする機会は多い
いまできなくても続けていればきっとできる、と本人も周りも信じている
できないときはできないと言っていい
今は難しい(能力的に、タスクの多さ的に)と言っていい。それで周りからの評価が下がることはない
言わないと伝わらないので、伝えることはむしろ歓迎される
今は得意な人にカバーしてもらって、あとからできるようになればいい
10ヶ月過ごした感想
以上、職場の心理的安全性を醸成するMNTSQの文化について、私なりのまとめでした。
おもしろい会社だと思います。
オープンなスペースで内部のミーティングをしているときには、時折内容が聞こえてきます。(注:集中したい人向けの集中ブースは執務スペースとは違う部屋にあります)
議論が進んで、誰かが「それは違うんじゃない?」と別の人にはっきり言われた時、
「あーーーー、、、。(ほんとだ。その指摘は)ただしい。」
などと冷静に返しています。
それならどうしたらよいかと、NEXT ACTIONに向けて建設的な対話が進んでいきます。
発言内容の間違いを指摘されても、言われた方が気に病む必要がないのです。そんなことはお互いさまだし、風通しのいい組織にしようと思ったら日常茶飯事なのです。
余談ですが、私はテキストを分析する業務が多く、ディスプレイの周りの視界が遮られたほうがパフォーマンスが上がるので、IKEAの葉っぱを持ち込んでよいか取締役に尋ねたところ「どうぞご自由にっていう温度感です〜」と、ゆるーくOKしてもらえました。前例がないものも受け入れてもらえる文化はとてもありがたいです。
採用面接の視点もちょっと変わっている?
というわけで、MNTSQの採用プロセスでは下記のような面接を意識しています。2点目と3点目が特に、MNTSQに特徴的だと感じています。
志望者さまのこれからやりたいことが、MNTSQの事業でできることと合いそうか
建前のないコミュニケーションの中でもやっていけそうか
本音をいえるか、率直な意見を言われても、対話を重ね建設的に進めそうか
変化があっても乗り越えられるか
ここがあるために、過去のブランクやキャリアチェンジはむしろ歓迎される傾向にあります
もしよろしければ、応募してみてください!