見出し画像

目に優しい🌿IKEA葉っぱのあるオフィス生活🌱

IKEAの葉っぱって、なぁに

皆さんのオフィスに、下図のような葉っぱはあるだろうか

IKEA葉っぱのあるデスク

1日8時間、ディスプレイ画面を見続けながらデータ分析したりプログラムを考えたりする仕事をしていると、天井灯の眩しさが気になって仕事の妨げになるときがある

天井灯が視界に入り、ディスプレイの内容が見づらい


そのような時、この葉っぱを設置すると、ディスプレイの背面の景色を下記のように遮ることができる

葉っぱを設置し天井灯を遮るとディスプレイが見やすくなる

ちなみにこの葉っぱは、IKEAのキッズ用品であり、もともとの用途はベッドの上に設置するキャノピー(天蓋)である。ベッド脇の壁に設置するための金具が付属しているのだが、オフィスに転用するには机に固定する方法を自前で用意する必要がある

かつてのIKEAの葉っぱには長い柄がついていたため、既に公開されている数々の「オフィスに葉っぱを設置する方法」のブログは、この長い柄を前提とした方法が主流である

ところが、現在IKEAで販売されている葉っぱは、モデルチェンジしてしまったため、長い柄がない。葉っぱを組み立てて、角度をつけて持ってみるとなかなかの重量感である。また、葉っぱが倒れてきて労災事故などを起こしては今後葉っぱが出禁になりかねない。更に、葉っぱの取り付け角度によって天井灯が目に入る量が大きく変わり、効果を左右する。そのため、入社にあたって葉っぱを安全にかつ効果的な角度で固定する方法について真面目に考えた

設置例(ゴムブロックの土台が1段の例。
土台の上に載せたドアストッパーに、葉っぱの取り付け金具を載せている。
今回は高さを増すために土台を2段にして作る過程を説明する)

今回、会社で2本目の葉っぱを導入することになり、作り方を思い出したので記録・公開してみる。同じようなニーズのある方がオフィスに葉っぱを設置する際の参考になれば幸いである

材料

道具

作り方概要

  1. ディスプレイアームの支柱に、ゴムブロックを密着させて土台を作る

  2. 土台の上にドアストッパーを載せて、葉っぱ用の金具の角度調節ができるようにする

  3. ドアストッパーにIKEAの葉っぱの金具を固定する

  4. 金具に葉っぱを固定する

作り方詳細

1.土台の作り方

  • ゴムブロックを4対6くらいで縦に切る

10x10x2cmのゴムブロック
(端から4cmのところに鉛筆で目印の線を引いたところ)
カッターで切ったところ
  • 幅4cmの方に、ディスプレイアームの支柱と同じ径(丸み)の溝を掘る。

端から4mmくらいは強度を出すために彫らない
(鉛筆で目印の線を引いたところ)
支柱の丸みに合わせて彫刻刀で彫る
(怪我しないようにご注意)
  • 溝を掘ったゴムブロックを支柱に添わせる。溝があるために支柱とゴムブロックの接地面が増えて安定する。

  • ゴムブロックと机側の接地面もなるべく増やしたいので、ディスプレイアームを選ぶ際は、机と接する鉄板に凹凸がなく、また、鉄板がなるべく大きい商品を選ぶ

溝を彫る際は、時折支柱に当てて深さを確かめる
  • ゴムブロックの小さい方の溝を支柱に当てる。大きい方のゴムブロックを小さいゴムブロックの平らな面に当てる

  • ユーザーの身長(座高)に合わせて、場合によっては2段積み重ね、ここまでを、太い方の結束バンドで固定する(写真はマスキングテープで仮止め)

太い方の結束バンドで止めれば土台が完成する

2.角度調整の仕方

  • ゴムブロックで作った土台の上に、ドアストッパーをのせる

  • 葉っぱが水平になりすぎると、葉っぱの高さが出ずに椅子に座った際に頭をぶつけるので、角度を増すためドアストッパーを大小2つ束ねて用いている

外側のドアストッパーを、外側のゴムブロックの上に載せたいので、
支柱側のドアストッパーを削って調整する
  • 角度を見ながら、ドアストッパーの底面を彫刻刀で削る。背面のディスプレイアームと接する部分には、アームと同じ径の溝を掘る

柱に当たる部分を丸く削る
(鉛筆で斜線をつけた部分)
厚みも落とす(鉛筆の斜線部分を彫刻刀で削る)
ギザギザは削り直して再現する

角度調整の過程でドアストッパー底面の滑り止めのギザギザを削り落とした場合には、ギザギザを彫刻刀で再現すると、2つのドアストッパーを束ねた際に接する面の摩擦が増し、安定する

ゴムの縁が削りにくいため波打っているように見えるが、
本体はまっすぐ削れている
支柱に当たる部分のギザギザも削り、
支柱の丸みと合う溝を作っておく


3.金具を支柱に固定する

  • IKEAの葉っぱを壁につけるための金具を、結束バンドでドアストッパーごとディスプレイアームの支柱に固定する。

  • ドアストッパーにより角度がついているので、金属に直接結束バンドを巻くと滑って固定しづらい。そのため、支柱に予め厚さ3mmのゴムシートを巻いておく

外側のゴムブロックの中心に、外側のドアストッパーのかかとが載るようにしたところ
(外側のドアストッパーが、葉っぱの取り付け金具を直接支えるので)

ここまでで作ったドアストッパーの上に、葉っぱ取り付け用の金具を取り付ける。取り付けに際しては、冒頭の設置例の写真のように、細いほうの結束バンドを用いる。

ダイソー(細いほう)の結束バンドを金具の上下の穴に互い違いに通したところ
このまま、ドアストッパーの上に重ね、結束バンドを締めて支柱に固定する



4.葉っぱの取り付け

説明書を見ながら葉っぱを組み立てる

1メートル30センチくらいある

金具に葉っぱを刺す

完成


結束バンドについて補足

  • 葉っぱの金具をディスプレイアームの支柱に固定する結束バンドは、ダイソーの日本製のものを使用している。なぜかというと、IKEAの金具のネジ穴に入る細さ(幅が約5mm)で、丈夫さが見込めて(1本の引っ張り強度は22kg)、長さが30cmあり、入手しやすいという条件を揃えているからである

  • 土台となるゴムブロックをディスプレイアームの支柱に固定する用途には、更に強度のあるもの(幅7.6mm、1本の引っ張り強度は54.4kg)を利用した。今回、2本目の葉っぱを立てるにあたって、ゴムブロックを2個積んで高さを出したため、強度が高いものを使った

  • ちなみにゴムブロック1段をダイソーの結束バンドで固定した土台(ブログ冒頭の図1)は、入社以来11ヶ月、問題なく使用できている。この度は土台が2段重ねということで、念の為、より頑丈にしている

裏話

  • 本当は机の背面に設置して、ディスプレイアームとしても利用したかったのだが、机の背面にはコードを入れるトレーがあり、設置できなかった。そのため、支柱のみ使い、アームは余ってしまった

  • 机の手前に設置しても、葉っぱは問題なく使えることがわかった

安全上の注意点

  • 作者は、DIYとクラフトを趣味としており、刃物の取り扱いにはある程度慣れている。作業時の安全性には十分配慮し、自信がない場合には周囲の得意な方に依頼するなど対策をお願いしたい

免責事項

  • このブログはあくまでご参考までにしていただき、強度・点検頻度についてはご自身/自社で現場に合わせた運用をお願いしたい

  • この手順に従って設置した葉っぱで労災事故が生じた場合にMNTSQ社や筆者は責任を負うことができないことをどうかご承知おき願いたい

強度の定期点検を怠らずに

  • 本ブログに辿り着いた方の中には、職場の安全管理基準と合わずに、葉っぱ設置に関する会社との交渉を断念した方もいらっしゃるのではないだろうか

  • そのような方にも、個人のパフォーマンスを最大にする会社のサポートがあり、働きやすい会社が世の中のどこかにきっとあるということが伝わる記事になれば幸いである

  • やはり、事故があっては継続は厳しい。そのため、定期的に部品を入れ替えるなどの安全管理は怠らずにおこないたい

実は採用ブログなんです

ここまで、採用過程と全く関係のない内容が続いたが、葉っぱが建てられるくらい未知のものに強い、自由な社風の会社で働いてみたい方は、下記からぜひ採用情報をご覧になっていただきたい。プロダクトデザイナーを始めとしたオープンポジションを含む各職種にて募集中です


いいなと思ったら応援しよう!