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仕訳してみよう

貸借対照表損益計算書を作るためには、毎日のお金に関する取引を記録する必要があります。

簿記では、資産・負債・資本・収益・費用が増減する行動を「取引」と言います。

例えば、「商品を仕入れる」という行動は、現金などの資産が減るので「取引」です。
一方、「アパートを借りる契約をする」という行動は、一般的には取引ですが、 資産・負債・資本・収益・費用は増減しないので、簿記では「取引」として扱いません。

ここで例題。

「机を現金で買いました」この仕訳は?

ステップ① 取引を2つの増減に分ける

<ステップ①>

・机の増加・現金の減少

ステップ② 勘定科目に置き換える

仕訳では勘定科目を使います。

机が『備品』に変わってます。
現金は『現金』のままです。

椅子、机などの事務用品
⇒ 勘定科目は『備品』
現金、小切手などすぐに換金できるもの
⇒ 勘定科目は『現金』
と決まっているからです。

<ステップ②>

椅子の増加 ⇒ 『備品』の増加
現金の減少 ⇒ 『現金』の減少

ステップ③ 勘定科目が、資産・負債・資本・費用・収益のどれかを考える

備品』も『現金』も「あると嬉しいもの」なので資産です。

<ステップ③>

机の増加 ⇒ 『備品』の増加 ⇒ 資産の増加
現金の減少 ⇒ 『現金』の減少 ⇒ 資産の減少

ステップ④ 左、右を考え、勘定科目と金額を記入する

仕訳で左右のどちらに記入するかは、これらの表(貸借対照表と損益計算書)と密接に関連しています。

資産・負債・資本・費用・収益が「増加」した場合
⇒ これらの表と「同じ側」に記入します。

<ステップ④>

机の増加 ⇒ 『備品』の増加 ⇒ 資産の増加 ⇒ 左へ
現金の減少 ⇒ 『現金』の減少 ⇒ 資産の減少 ⇒ 右へ

まとめ

仕訳は次のステップで行います。
ステップ① 取引を2つの増減に分ける
ステップ② 勘定科目に置き換える
ステップ③ 勘定科目が、資産・負債・資本・費用・収益のどれかを考える
ステップ④ 左、右を考え、勘定科目と金額を記入する


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