観察

今聞こえている音をすべて書き出す、
今見えているものをすべて書き出す、
想像以上に多くのものが身の周りにあることに気づく。
ものの見方や感じ方は、
自分の意識によってあっさりと変更することができる。
自分には見えているようで見落としているものがあまりにも多い。
実際に観察をしてみると、
自然の秩序や市井の人々が生み出したささやかな工夫、
多くのひとたちによって積み重ねられた行為の痕跡など、
この世界は面白いものにあふれている。
良い気づきを得るために観察の練習が必要である。
観察による気づきは技術だと捉え、
何に着目するかを意識しながら、
実際に街へと出て観察を始める。
観察を始めなければ意識の端にものぼっていなかったものばかり。
とにかく始めるだけで、少なくとも一つはこれまでの自分が見落としていた新しいことに気づくことができるはず。