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2020年10月時点、テスラの時価総額の衝撃

テスラの時価総額が、
トヨタ、フォルクスワーゲン、ダイムラー、ゼネラル・モーターズの4社を合計した規模を上回った。

これは、自動車産業にとって、衝撃の事実です。
時価総額は、投資家の投資資金が大きくなるほど高くなるため、
自動車大手4社よりもテスラへ投資資金が集まっていることを意味する。
また、テスラの時価の企業価値が自動車大手4社の合計よりも高いことになる。
これは、信じられないことである。

テスラを自動車産業と呼んではいけないのかもしれません。
IT産業と呼びましょうか。

自動車の有形固定資産から利益を生み出す投資手法に、もはや投資の魅力はない。
テスラは無形資産のソフトウェアから利益を生み出している。
車は単なるスマホのハードウェアと同等のものに過ぎない。
スマホのプラットフォームにあたるOS、コンテンツにあたるものを
自動車に実装している。
都度、車が停車するたび、ソフトウェアをアップデートしてモビリティの価値を高めるビジネスモデルを作った。
テスラは、自動車を有形固定資産の産業から、無形資産の産業へと改革した。

今後の自動車産業への投資は、
無形資産のバリュエーション評価による。

テスラは自動車産業に破壊的イノベーションを持ち込んだ。
豊田章男さんは、
「ソフトウェア・ファースト」というスローガンを打ち出し、
21年1月に新会社を設立する予定。
トヨタもOSで無形資産の産業へと改革を目指す。
トヨタはモビリティカンパニーへの変革を目指す。

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