人生戦略~孫氏の兵法②作戦篇
孫氏「孫氏の兵法」は、2500年前の中国春秋時代(紀元前500年ごろ)に、
思想家孫武によって書かれたとされる兵法書のことです。
「孫氏の兵法」は「論語」と同年代の書物です。
孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝利を得るための指針を理論化しました。
孫氏の兵法は、共通性のある軍事法則を13編にまとめた書物です。
13編毎に解説をしていきます。
本日は、第2篇.作戦(さくせん)篇をまとめます。
第2篇.作戦篇 - 拙速
作戦篇のポイントは、
戦争を長期化させないことです。
基本理念は、
戦争が長期化すると戦力を消耗するため、
戦争を速やかに終結させることです。
そのための戦争準備計画についてまとめます。
■戦力の整備充実
適地調達の穀物一俵は、自国から運ぶ20俵に相当する。
現地調達が自国から運ぶよりも20倍の価値がある。
■指導計画
目標は勝利のみ。
■武力戦
優れた将は、敵を味方に組み入れることで兵士や資金を益々強大にする。
第2篇.作戦篇のまとめ
作戦篇のポイントは、
戦力の観点から戦争を長期化させないことです。
最終的に負けない勝ち方をするには、
長期戦を戦わず、
時と場合によっては戦わない判断もあります。
戦力は、現地調達、敵を味方に変えることで増強することです。
最後は、敵と握手して別れることで、敵の力を上手く使います。
自分の戦略を立案して、
勝てる実力と運を有する人物を目指します。