ウォール街のランダムウォーカー
投資は、ファンダメンタル価値を算出して、長期間保有して値上がり益を得る行為です。
投機は、ものの価値は他人がそれに支払う値段によって決まると考え、短期間保有して値上がり益を得る行為です。
ファンダメンタルとは、
配当や金利、賃貸料など、かなり確実性の高い収入の形となる基礎的な要素のことです。
投機は、需要と供給によって値が決まります。
よって、17世紀の初めのようにチューリップバブル、
いまの仮想通貨のような現象が起きます。
市場で損する時は、
大小様々なチューリップバブルの魅力に抵抗できない時です。
株式市場で最も難しいことは短期的に手っ取り早くお金をもうける投機の誘惑を振り払うことです。
通貨の価値の定義
1.財貨やサービスの交換手段たりうること
2.価値を計算する時の信頼できる基準、尺度であること
3.価値の貯蔵方法があること
よって、生ものは通貨になれず、ボラティリティが高いものも通貨になれません。
中央銀行は、通貨価値を安定的に保つ努力をしています。
市場では、
テクニカル戦略もファンダメンタル戦略もインデックス投資に中長期運用でなかなか敵わないと言われてます。
なぜなら、ランダムに発生する事件、将来を読むことは不可能であるからです。
効率的市場理論と呼ばれており、
すべてが織り込まれた価格が市場であると言われてます。
過去の株価に基づくテクニカル分析は価格変動に関与しない?
ファンダメンタル分析も価格に関与しない?
株価は事実を反映しており、お買い得や安い高いの概念はなく、今が適切と捉えるようです。
アクティブ運用は面白く、成功した時の紅潮感は高いのですが、
長く成功することはプロでも難しいようです。
パッシブ運用で世界経済成長の恩恵を受ける投資も良いのでは?と思えました。