トマピケティの21世紀の資本論
資本収益率rは、つねにGDP成長率gを上回る。
よって、資本収益、株式等への投資が労働収益を上回る。
資本を持つものが富、資本を持たざるものが貧する。
これが格差拡大の要因となる。
このデータを示すため、
・資本/所得比率が年々上昇、
・所得格差が拡大、
・資本格差が拡大の傾向にある。
しかし、このような格差が縮む時は、戦後期、
資本家の財力が削がれた時である。
そして、時か経てばまた、資本家が富世の中になる。
これが資本主義社会の性向なのだ、とピケティは結論づけている。
また、ピケティはこの格差拡大を抑える解説策は、
資本にかける累進性の強い税率であると言っている。