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心が反応する前に理解する

人間の悩みの原因は、
”心の反応”です。
”心の反応”の背景には、
”求める心”や”七つの欲求”があります。
求める心は、渇愛と呼び、乾いた心になります。
七つの欲求は、
睡眠欲、食欲、性欲、承認欲、娯楽欲、生存欲、惰性欲です。
”心の反応”を抑えるには、
たしかなよりどころを持つことです。
仏教では、人間が目指すべき正しい生き方の事を”ダンマ”と呼びます。
ダンマに基づいて生きるとは、
仏(ブッダ)、法(ダンマ)、僧(サンガ)の3つの宝に基づいて生きるという誓いです。
ブッダとは、悟れる者です。
ダンマとは、人の行いを支えるものです。
サンガとは、善き友の集いです。
自らの心の土台に正しい生き方をすえることを自らへの約束・誓いとしましょう。

正しい生き方とは、
1.反応せずに正しく理解すること、正見することです。
2.三毒(貪瞋痴)の悪い反応を浄化して、心をきれいに保つ清浄行を行いましょう。
3.人々・生命の幸せを願う、慈悲喜捨の心で向き合うことをモチベーションにして毎日を生活しましょう。

法は、諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の三法印といわれる法です。
無明・行・識・名色・六処・触・受・愛・取・有・生・老死の十二縁起の法です。
中道を意味する苦・集・滅・道の四諦も法です。

仏、法、僧の三宝を通じて、
納得の境地、最高の納得を人生において目指します。