組織の環境適応
組織の環境適応には、枠組みで考える。
枠組みの概念は
環境、戦略、資源、組織構造、管理システム、組織行動、そして組織学習の7つである。
環境は、
外部環境による組織の機会や脅威を分析する。
戦略は、
環境に適応するように、
資源を配置する。
そのための、組織文化や技術を磨いておくこと。
資源は、
ひと、もの、かね、情報である。
組織構造は、
官僚型やジョブ機能型がある。
インフォーマルな意思決定のための人的ネットワークも含む。
管理システムは、
統合システム、業績評価システム、教育システムである。
組織行動は、
意思決定、リーダーシップ、パワーなどの組織内オペレーションである。
これらの相互作用のなかから、
なんらかの組織のパフォーマンスが生み出される。
パフォーマンス・ギャップがある場合、
戦略と実行が環境変化に適合していない。
よって、新しい知識や行動様式を組織学習することが促される。
既存の知識や行動様式をすてることを組織学習棄却と呼ぶ。
このようなプロセスが組織学習である。
組織は、このようなサイクルを繰り返しながら、環境に適応していく。
組織の環境適応には、
環境を分析し、戦略と戦術を仮説し、パフォーマンスによる組織学習をしていく。
サイクルを回しながら、学習していくシステムを必要とする。