スマートシティ~福島県会津若松市
スマートシティとは、
デジタルテクノロジーの力で創生する街の事です。
例えば、
8つの都市機能をマイポータル化(市町村のSNS・ECサイト等)することで、
市民一人一人にマッチしたサービスやプロダクトを提供することです。
8つの都市機能とは、
エネルギー、観光、健康医療、教育、農業、ものづくり、金融、移動です。
地方都市が抱える課題、
高齢化社会、市民活力の低下に対して、
市民を巻き込む自分ゴト化が求められます。
パーソナルデータの活用は市民が主導権をにぎることです。
オプトインは、市民がデータを提供しても良いと自分で決める方式、
オプトアウトは、市民の意思に関わらずデータを活用する方式です。
今後、オプトインによるスマートシティを構想することが成功への条件と考えます。
データを活用することにより、
マイナス面の削除とプラス面の創出、
市民、社会、企業の3方善しを追求することになります。
スマートシティ化に成功している日本の事例を紹介します。
福島県会津若松市です。
人口12万人の街で、
パーソナルデータを活用した
スマートシティプラットフォーム、都市OSを運用しています。
運用するには、
産学官連携のシステムを構築しました。
産業は、データアナリスト、ソーシャルサイエンス分野の企業を誘致しました。
学校は、ICT専門大学の会津大学で人材を育成しました。
官は、予算をデジタルシフトさせました。
具体的な施策は、
情報提供ポータルの会津若松+、
IoTヘルスケアプログラム、
スマートエネルギープロジェクトの市民への提供です。
結果、
エネルギーは、27%maxの削減効果がありました。
スマートシティのテクノロジーにおけるコンセプトは、
市民を中心とした行動変容を促進することです。
よって、
デジタルデータのオープン、フラット、シェアの精神のもと、
オープンAPIのエコノミーを構築してます。
結果、企業によるビジネスの囲い込みができないため、
難しい判断を迫られたと聞いております。
会津若松市の市民は製品提供型の購買からサービス提供型の購買へシフトしていきました。
明日へ続く...