人生戦略~孫氏の兵法④軍形篇
孫氏「孫氏の兵法」は、2500年前の中国春秋時代(紀元前500年ごろ)に、
思想家孫武によって書かれたとされる兵法書のことです。
「孫氏の兵法」は「論語」と同年代の書物です。
孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝利を得るための指針を理論化しました。
孫氏の兵法は、共通性のある軍事法則を13編にまとめた書物です。
13編毎に解説をしていきます。
本日は、第4篇.軍形(ぐんけい)篇をまとめます。
第4篇.軍形篇 - 不敗の体制を確立する
軍形篇のポイントは、
防御を強化して、
敵軍の敗形を待つ、
勝利の形を作ることです。
戦いの神髄は、
不敗態勢の確立にあります。
不敗態勢を確立するための戦争準備計画についてまとめます。
■準備
不敗体制を醸成する。
基礎態勢を事前に構築して、整備すること。
まず勝ちて後に戦う。
勝敗は戦う前に決まる。
■軍事戦略の基本要素
地生度(国土の広さ)
度生量(資源の量)
量生数(兵数)
数生称(戦力)
称生勝(戦力は勝敗を決める)
■軍形の要素
守勢
攻勢
天地
九天(方位)
名将が道を修め法令・法規遵守
第4篇.軍形篇のまとめ
軍形篇のポイントは、
防御を強化して勝利の形を作ることです。
防御を固めることで、
相手に負けない形を作っておき、
勝てる時勢まで待つことです。
時勢が来るまで、
自軍の陣容や評価制度、
モチベーションを高めておくことです。
自分のことしかコントロールはできないため、
日ごろから準備をしておき、
平常心に戻る訓練をしておき、
果報を寝て待ちます。