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保護猫メイ 消化器型リンパ種が緩解したよ
緩解(寛解)の意味…全治とまでは言えないが、症状が治まっておだやかであること
メイ(推定17歳)
4年前に我が家の家族になった。
来た頃は、足がちょこっと不自由で、澄んだ目がキリリと美しく、威嚇した時の表情は般若のように迫力がある「ニャン」だと思った。
去年8月半ばから、食欲が落ち、咳と鼻水、涙目がひどくなった。
最初は夏バテか風邪ぐらいに思っていたが、よくならないのでかかりつけの病院へ。
しばらくして病院から連れ帰り、しょんぼりした娘の涙。
「メイちゃん、リンパ腫…癌だった」
当面は抗がん剤(ロイナーゼ)とコンべニア注+デポ注で様子をみることとなった。
医師の判断に頼って一縷の望みを抱いた。
娘が昼間、仕事でいないときは、1日何回も2階に上がって様子をみたり
ご飯を献上した。
「フンッ」とそっぽを向かれると
「お、ね・が・い・だ・か・ら」
あれもいらない・・・これもいらないのわがままを全部受け入れて
ペットセンターで好みそうなフードを探した。
食事は今までと同じロイヤルカナンの「高齢ネコ」用と「消化器サポート」のドライフードを中心に
好物のマグロのチュールとマグロのウエットフード
チビチビだったが、そこそこ食べた。
12月初旬まで、合わせて3回の抗がん剤を打った。
3回目の抗がん剤の時は、体重が少し増えていた。
「胃を圧迫しているふくらみも少し小さくなったね」ともいわれた。
それから3か月。メイは食欲も以前のように戻ってきて
外遊びもするようになった。
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先日、シマ(♂14歳)が毎年恒例の喧嘩をして帰ってきて、左の耳が腫れて病院にいった。
その際に先生とメイの話になり、現在の様子を話すと
「あら~よかったわね」そして
緩解ってとこかな~
その夜、娘に話すと「よかった~」
と言って
「病気がわかった時、来年の春、庭を歩いて花がみられるかな~なんて思ったりして」
「メイちゃん、生命力強いねえ」
「このまま落ち着いてくれたらいいねえ」
そんな会話。
今、メイは4年前の厳しい表情から次第に穏やかな顔になり、家族の一員として、家族に癒しを与えてくれている。
今日の次は明日。あしたも元気で。
2月22日はにゃんにゃんにゃんの日
ネコ好きが考えるネコの可愛さってなんだろう。
孫はとても可愛いが、ちょっと違う気がする。
肉球・濡れた冷たい鼻・何を考えているかわからない賢そうなお目目。
ご機嫌の時、90度に立つ尻尾。
目と目で分かり合える言葉なき会話。
そして食いしん坊。
寒い夜は布団の中で、毛布のようにモフモフとなる感触。
ゴロゴロと喉をならす。スース―といびきをかく。
夢をみながら、からだをぴくぴくさせて鳴くこともあるんだよ。
ワタシはホントにネコ馬鹿。
すべてのネコニャンに幸せあれ。