金ナシ・英語力ナシから大学留学→海外移住を決める、プロセスとモチベーションの保ち方
現在30歳のWeb/UI/UXデザイナーで、現在カナダの大学でUI/UXデザインを学んでいます。異業種から未経験でデザインの世界に飛び込み、デザイナー6年目です。将来的にはカナダでデザイナーとして働きながら暮らすことを目標に、現在カナダのLangara College で、UI/UXデザインやデベロップメントを学んでいます。
伝えたいこと
自分自身、一番最初に海外に憧れを抱いた時は、貯金もほぼなければ、英語力もゼロの状態でした。そこから、海外留学のために続けられたのは、定期的にモチベーションを維持するために行動していたからだと思っています。
どうやって目標を定めモチベーションを維持してきたかを紹介することで、今留学に悩んでいるけど一歩踏み出せない人、やりたいことがない人、物事が長続きしない人に向けて、物事を続けるためのモチベーションの保ち方の参考例になればと思っています。
留学のプロセスも同時に紹介しているので、留学を計画する時の参考にも活用してみてください!
結論
どういったプロセス・考え方だったかというと、自分のなりたい姿や憧れの人や情景を定期的に見て、そこから時間をかけて強い動機へと変化していきました。
自分の経験上、挑戦のハードルが高いものを最初からゴールに設定するとやる気がなくなってしまう。だから、「何か変えたい・挑戦したい」という場合は、興味関心の範囲の中から「憧れの人や姿」を決め、それに関する動画や本を定期的に見る、イベントに参加する、仲間を作ることで、定期的に自分のモチベーションを一定に保つことが目標を達成する上で大事になってくると感じています。
実際に自分が本気で大学留学や海外でデザイナーとして暮らすというゴールを決めるまで、どういった感情で何をやっていたかを分析することで、どうやって強い動機へと変化していったかを見ていきたいと思います。
海外憧れ期
年齢:20~23歳
海外移住動機ゲージ:☆☆☆☆☆
英語力:中学高校と英語は赤点(おそらく英検5級も受からないレベル)
その時の状況:
営業職をしていて、かなり激務で疲れて休日は無駄にすることも多かった。
忙しすぎて基本休日は睡眠に費やしたり、YouTubeを脳死で見ていた。
キャリア思考はあんまりなく、たまの休みだは友達と遊んで楽しみたいという気持ちが強かった。
学生時代のバイトや新卒の時の労働体験から、日本の労働環境の厳しさから漠然と海外に行ってみたら環境って変わるのかなとふと思うようになる。
元々海外の映画やドラマが好きだったが、海外に行ったことがなくなんとなく海外へ行くということが気になり始める。
海外ドラマを見る以外はとくになにもしていなかった。漠然と海外っていいなぁ🤤って感じ。
この時は将来海外に住もうなんてのは全く考えていない。
振り返るとよかったこと:
この頃に将来のキャリアやどう生きるべきかと悩み始め、いろんな職業を調べたり、イベントに行ったり、映画やドラマ、留学している人の Vlogを見ていました。後々今のゴールを決める時に、この時にたくさんの話や体験談を聞いていたおかげで自分には今のゴールが合ってるなと思うことができたかなと思う。たくさんの選択肢があると比較ができるので、相対的に自分に合うか合わないかを検討できる。
中学高校と英語が赤点レベルから海外大学出願レベルまで到達したモチベーションの保ち方や勉強はまた別でまとめたいなと思います。(ちなみに一時期の中学の成績は下から数えた方が早いレベルでした)
海外体験期
年齢:24歳
海外移住動機ゲージ:★☆☆☆☆
英語力:中学の基礎から英語勉強を始め、中学高校の英語の参考書を1~2周した程度
その時の状況:
新卒で入社した会社を退職し、時間ができたタイミングでカナダへ2ヶ月だけホームステイをする。語学学校に通っていたので、いろんな国の人と出会い、いろいろな人のバックグラウンドやキャリアの話を聞くことができる。
この時、バックグラウンドの異なる人が移住するためにカナダに来ていることを知ったり、デベロッパーで生活水準を変えるためにカナダへ移民を目指している人等様々な人の話を聞くことができる。
おそらくこの時の影響が「海外移住」というゴールに一番のインパクトを与えている。
振り返るとよかったこと:
自分のキャリアを見つめ直す期間として、実際に海外に行ってみたり、自分に合った職業ってなんだろうと悩む期間でした。この時実際に自分の興味関心に沿ってたくさんのスモールスタートをしたおかげで、「自分の好きなものってなんだろう」という問いに対して、相対的に「デザイナー・海外」という大きなキーワードを発見できた。
YouTubeや本、他人の体験談、自分のスモールスタートした経験、今までの職務経験、を通してたくさんの選択肢から比較検討をして順位をつけ、その中でしっくりくる選択肢を見つけることができたのだと思う。
キャリア形成期
年齢:24~26歳
海外移住動機ゲージ:★★☆☆☆
英語力:英検準2級の過去問をやってギリ受かるくらいのレベル
その時の状況:
この時は英語の勉強はほぼやめてしまっていて、キャリアチェンジしたデザイナーという仕事で成果をだすために、デザイナーの勉強やキャリア形成を一番に考える。
プライベートでも東京へ引っ越したり、他の楽しいことも増え留学を考える余裕はあまりなくなっていたのが現状だった。
この時に、日本でデザイナーとしてキャリアを築くか海外でデザイナーとして頑張るかも同時に検討する。日本でキャリアを築く場合は、数年後にはマネージャー経験も必要だし、海外に行く場合はより自分のスキル面を磨く必要があると感じる。
振り返るとよかったこと:
この時、日本のデザイナーの先輩方の話を聞いたり、様々な会社の面接を通して、日本と海外でのキャリアを築くために必要な経験やスキルは違うと感じることができた。この時1社目を転職しているのだが、この選択はどちらの方向になったとしても生きるスキルを得るために、とても重要だったなと感じる。
未経験からどうやってデザイナー転職したかは、別の記事で書きたいと思います!
キャリア形成+留学情報収集期
年齢:27~28歳
海外移住動機ゲージ:★★★★☆
英語力:英検2級ギリ受かるくらいのレベル
その時の状況:
この時くらいから、ネットの記事やYoutubeで詳しい体験談を調べたり、実際に話を聞きに行く。実際に自分が長期で海外に滞在するにはどういった方法があるのか、いくらかかるのか等現実的に落とし込み、そのために必要なタスクの洗い出し、費用をどうやって工面するかの計画段階にはいる。
調べていくうちにかなりの金額がかかることがわかったので、本格的に貯金や英語学習を初める。最終的にA案の州立カレッジに行くことを決め、さらに英語学習・貯蓄を意識しだす。日々ビザに関する情報が変わる中で、確実に長期で滞在できること、ビザの問題で就活がしづらくなるという不安要素をなくすため、州立カレッジ進学を決める。
A: 600~700万円以上貯めて州立のカレッジに通い、2年学習3年ワークビザをもらい、合計約5年滞在する。(IELTS6.5以上)
B: 300~400万円以上貯めて、私立のカレッジに通いワーホリ+COOPを使い1年学習1年COOP、1年ワーホリで合計約3年滞在する。(IELTS6.5以上)
C: 1年ワーホリで滞在する。(英語条件なし)
おすすめ記事・YouTube:
どの国にすべきか?
自分の記事でも書いているのですが、留学する動機もよければ参考にしてみてください。
カナダのどの学校にすべきか?
自分のなりたい姿の参考
振り返るとよかったこと:
この時期に、自分のなりたい姿の輪郭をはっきりさせるため、ベンチマークになりそうな方の記事やYouTubeをかなり見ていた気がします。この時の情報収集によって、自分のなりたい姿が鮮明になり、そこに到達するためには何をすればよいのかを逆算して考えることが出来た。
留学準備期+渡航
年齢:29~30歳
海外移住動機ゲージ:★★★★★
英語力:英検2級→IELTS 5.0 →Duolingo English test 110(IELTS 6.0相当)
その時の状況:
この時には、州立カレッジに通おうと決めていたので、英語学習や貯蓄を本格的に始めます。留学準備をするため、正社員からフリーランスになり、なるべく勉強時間を確保するようにしました。仕事では、プロダクトデザイナーとしてPM的な動きをしたり、個人でwebデザインやロゴを作っていた。
Frogさんにお世話になりながら、学校の申し込み、留学までの流れを相談し、実際いつ渡航を目指すかというところまでつめていく。詳細の計画自体は、渡航する2年前くらいから始めるとスムーズ。LangaraやBCITといった州立の大学に行く場合、申し込み締め切りが実際に入学する1年前くらいに締め切ってしまう場合もあるので、早めの計画がベストである。
振り返るとよかったこと:
この時くらいから、エージェントさんと話しをし、より具体的な計画に落とし込んでいきました。この時から節約や、準備したことをリスト化しておいたおかげで、渡航してからもあまりトラブルなくスムーズに進むことができました。
まとめ
意思決定する際の自分の内側にある動機の重要性
留学のプロセスを見ていくと、意思決定をするためには、外的要因の動機以外の内側からでる動機がかなり重要になっています。
外的要因とはお金、名声、楽そう等といったものです。なにかを意思決定する時に、こういった外的要因だけを理由に「〇〇に挑戦しよう」と安易に決めてしてしまうと、それが得られなくなってしまった時に続ける動機がなくなってしまう。
自分の場合、自分の体験や擬似体験(YouTube、本、web記事etc…)を通して相対的に何をしている時に幸せを感じるのか、どんな姿になりたいかを描いていきました。例え外的要因が期待よりなかったとしても、それ自体をある程度楽しめる選択をすることで、意思決定をした後の行動やモチベーションがなくなり辞めてしまうということを少なくできる。
もし現時点で、やりたいことが決まってない、いつも途中で辞めてしまうという人がいたら、まずは自分の興味のあることを端から端まで小さく挑戦してみたり、YouTubeを見てみてほしい。また、自分の興味範囲というのは偶然外から出会うこともあるので、興味のないことやつまらないことも挑戦したり、イベント、勉強会等人が集まるところに積極的に行くのも効果的です。
モチベーションの保ち方
留学のプロセスを見ると、定期的にYouTubeや本、他人の体験談や小さく自分で興味あるものを体験することで、モチベーションを維持していました。
26歳のタイミングで、海外や日本どちらでキャリア形成をしていくかを悩んでいた時は、日本にいるとこの先のキャリアがなんとなく想像できてしまい、海外に行く方が自分の想像がつかない出会いや学びがあると感じ、海外に行こうと決意しました。その時、海外デザイナーさんの記事やYouTubeを見て、海外移住のモチベーションをアップしていました。
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