中学生最後の思いでにのこるマラソン大会
中学最後のマラソン大会。学年別男子の部で思いもよらぬ結果をだしてしまった。 まさかスタートのときは、まったく思いもしなかった。
なんといっても、一番後ろのポジションからタラタラと同級生とダベりながら走り始めたので。 3分の1くらい走ったくらいから、今年で最後なんだ。と、思ったらなんとなく真面目に走りだし、同級生たちに先にいっていると、真面目にあしばやになった。歩幅も大きめにとり走り続けた。
全体の3分の2を過ぎたころ、すでに60人くらいはゆうにぬいていたと思う。最後のゴールまでのラストスパートまでがすざまじかった。
中学生とはいえ、運動部の連中が壁のようにひかえていたから尋常なものではない。何だかんだと言っても上位へ進むにつれ雰囲気がかわりだした。
ペースが速くなりだした。ゴールまであと500メートルくらいだったと思う。上位30人のランナーが一斉にラストスパート!
必死に走るが流石に陸上部の奴等には歯が立たない。気づくともうすぐそこは、ゴールのある校庭に入る門のみえるところだった。 ゴールまで熾烈な戦いは続いた。結局最終結果は14位だった。
それでも、学年で一番たくさんの同窓生を抜き去ったのは、このわたしだったと非公式ながらも自負しています。
理由は一番最後のポジションからスタートしたわたしが学年男子の第14位という成績だったから。
作者 AKIHIKO HOSHINO - Akkiy
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