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認知症を知るためのおすすめの本

今日は
私が認知症を深める上で
何度も繰り返し愛読している本を紹介します。

この本には
認知症の人の記憶障害などの中核症状のみならず、
認知症の人の心の中、心情までが書かれており、
「あー、そういうことだったのか」とスンナリ納得できるもの。

この本がきっかけで、佐藤眞一先生が書かれている認知症関連の書物はほぼ読みあさりました。

「老い」についての書籍も多く執筆されており、
これから自分も向き合うであろう老化について
、また親の事を思い出したりしながら
読み進めていくと、今まで理解できなかった場面や出来事の相手の心理を振り返ることができました。

「認知症になって記憶が失われても、
         心が失われるわけではない」

こう述べられているわけですが、
認知症の人の孤独、苦しみ、プライドなど、
認知症の人が直面するであろう、社会からのイメージとの戦いや苦悩についての記述は
認知症🟰何もわからない人のイメージを
大きく変えるきっかけになります。

そして2冊目。 

家出回数約2340回、徘徊時間約3000時間、徘徊距離3000キロ以上、最長徘徊時間、最長徘徊距離1日12キロという脅威の徘徊記録を残したママ。
雨でも嵐でも歩く。

認知症がやってきた!ママリンとおひとりさまの私の12年より

この衝撃的な内容と、徘徊回数とかって数えるの?っていう驚きで、読み耽りました。

この本は介護者である娘さんがお母さんとの日常が綴られているのですが、娘さんの強く、面白く、逞しいことと言ったら。でも、ママリンを支える娘さんは、誰よりも母親を尊重し、見守るその姿勢から
本当に大切に介護していることが伝わってくる。
この本に出逢ったことで
認知症介護🟰大変で不幸
のイメージが少しだけ楽しんでできたら…という考えに変わった気がします。

大阪ならではの面白おかしい、表現や例えが
大笑いしてしまう…介護の本って、泣けるのが多いのに…
私も自分が親を見る時、こんなふうに介護できたら。そう思える作品でした。

昨今は、認知症の人達本人が声を上げ
認知症について多くを語ってくれる時代になりました。
ご本人たちの声は、ストレートに心に響き
認知症ではない私達の偏見や気づかない配慮不足に気づかせてくれます。

本人たちでなければわからない苦悩や葛藤。
それを知ることができる。
知ることで見方も変わる。

認知症🟰老人の疾患

このイメージ自体も現在では覆ろうとしています。
認知症は身近であり、もう人ごとではない。
そんな風にも思います。

皆さんももしご興味あれば、ご一読を。

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