
旅への衝動④〈シリーズ最終回〉
あっき~です♪
新潟で、
・柿農家
・フォトグラファー
・ポッドキャスター
・YouTuber
・在宅校正者
などをしながら、四姉妹の父親をやってます。
noteを通じて、【自分のこと】【日々のこと】などを雑多に書いていこうと思っています。
この記事では、軽自動車での車中泊プチ旅に出るようになったきっかけについて書いています。よかったらご一読ください。また、旅の模様は「あきうた楽記(がっき)」というYouTubeチャンネルで公開しているので、興味をもっていただけたらぜひ遊びにいらしてみてください。
2023年3月に、生まれて初めての車中泊旅へ出発しました。妻と子どもたちが背中を押してくれて、仕事も一気に片付け駆け出した5泊6日のひとり旅。少しドキドキしながら、春が訪れる前のまだ少し寒さの残る車内で夜を明かしました。
今回は、なぜそんなことを始めるに至ったかの経緯を全4回のシリーズで書いてみようと思います。
※今回がシリーズ最終回です。第3回はこちらからどうぞ。
子どもとの時間

さらに、夫婦交代旅をするようになって、当初は想像もしていなかった効果がありました。
子どもたちが、「一緒に旅に出たい」と言ってくれるようになったのです。妻とも話し合い、車中泊旅は小学生以上というルールを設けました。車のサイズ的にも一人ずつが限界だったのですが、これによって子ども一人ひとりとじっくり過ごしたり、話したりできるようになりました。
我が家は四姉妹を育てていることもあり、普段の生活はがっちゃがちゃの喧騒状態です。そして、どうしても四人平等という接し方が基本になります。それが旅では一対一。個々としっかり向き合うことができるのです。子どもたちも、旅では非日常感の中で過ごしていることもあり、気分が変わっていつもとはちがった様子を見せてくれたりもします。
多子家庭だからこそ、こういった機会を創り出す重要性をひしひしと感じています。子どもにとって、親が自分だけを見てくれる時間がもたらしてくれるものがあるのではないでしょうか。旅のおかげで生まれたこの時間が、体験が、子どもたちの中にも残ってくれたらいいなと思います。
当然の流れというか、そんなお姉ちゃんたちの姿を見て、未就学児の三女と四女も一緒に行きたくなっています。幼いふたりはまだ日帰りお出かけくらいしか行けていませんが、小学生になった彼女たちとも旅に行けるのを楽しみにしています。余談ですが、子どもたちと車中泊するようになり、マットを購入するなどさすがに最初の旅より装備は整えました。とはいえ、相変わらずの貧乏旅ですけどね笑
旅に出て知ったこと

日本一周であったり、世界を巡るような大冒険でなくたって。たとえ一泊二日や、なんなら日帰りであっても。この時間は自分にとってワクワクする「旅」です。旅先で出会う人や景色。見慣れた日常から少し離れた世界でのキラキラした時間を過ごせるようになりました。
旅に出るようになって気づいたのですが、大型バスが止まるような観光地でよく見かける光景があります。階段や急斜面を高齢の方が辛そうに歩いていたり、諦めて戻っていく様子などを目にするのです。特に、やはり自然景観系の観光地などで多いです。ぼく自身も、旅は子育てが落ち着いた老後の楽しみにとっておこうとしていました。でも、それでは遅い。先のことなんてわからない。動けるうちに行かなくちゃ。
同じように、まだ記憶に新しい2024年の能登半島地震。この能登半島こそが、実はとったびの動画を見た中から選んだ、初めての車中泊旅での最終目的地でした。とてもすてきな場所で、能登で過ごした時間は強く思い出に残っています。その景色が、地震の被害で変わってしまったところもあるのが現状だと聞いています。
自然に限らず、あらゆることは変わっていってしまう……。
行きたい場所があるのなら、
見てみたい景色があるのなら、
会いたい人がいるのなら、
後回しにしちゃダメだ。
そう思うようになりました。それくらい、この能登での旅の楽しさと、一年も経たないうちに起きた自然災害とのコントラストは衝撃でした。一刻も早い能登の復興を願っています。
日々の愛おしさ

ここまで、自分にとっての旅の素晴らしさにふれてきました。確かに旅は刺激的で楽しくて、これからも旅に出たいと思っています。しかし、旅に出るようになって、気づいたことがもう一つあります。
それは、旅をしていない普段の日々だって、とてもかけがえがなくて愛おしいものだということです。
旅に出る前は、日常に閉塞感を覚えることも少なくありませんでした。でも、旅に出たことで日常の見え方も変わったように思います。人間は日々の刺激にはどんどん鈍化していってしまう。普段の一日一日が大切だとどれだけ頭でわかってはいても、毎日のくり返しにうんざりしてしまうことがあるのではないでしょうか。
ぼくの場合は、旅に出ることで日々に対するポジティブな感覚を取り戻すことができています。普段の日々と旅の時間は、どちらも必要なのだと感じます。日々で少しくらいイヤなことがあっても「別にいいし。だっておれには旅があるからね!」と思えるようになったし、旅に出て日常から離れることで日々の大切さに気づけました。
また旅に出る

自分の人生も終わりがある。やらなかった後悔はできるだけ減らしたいと思います。だから、行きたい場所には行く。見たい景色は見にいく。自分の人生を、自主能動で動いていこうと思います。
だから、きっとぼくはまた旅に出る。
大冒険ではないかもしれないけれど、自分の心に響くような時間を過ごせる旅へ。
旅にさえ出ればすべてが解決するなんて思わない。旅をしなければ味わわずに済むようなこともあるかもしれない。でも、旅の失敗さえも笑えるような、そんな時間を過ごしていけたら。
旅や車中泊における安全の問題も無視できないので、おいそれと人に勧めることはできないかもしれません。ただ、少なくとも今シンプルに、ぼくはとても旅が楽しいです。その感覚を、素直に受け入れていいんだと思います。
「子育てが終わったら旅に行こう」そう思って今も生きていたら、この感動も感覚もなかったかもしれないと思うとゾッとします。先入観は積極的に外していこう。どうやったらできるかを考えてみよう。
現時点でまだあまり実現できていないのは、妻とのふたり旅です。これはなかなかにハードルが高そうですが、それでもどうやったらできるか考え続けようと思います。すべてを実現することはできないかもしれませんが、やれるだけやってみたほうが、きっと未来の自分は笑ってくれるはず。
これからも、わくわくするような旅を続けていけたらいいな。
そんな時を楽しみにしながら、日々を暮らしていこうと思います。
全4回のシリーズ、いかがだったでしょうか。これからも、旅を楽しんでいくつもりです。よかったら、次回の記事もぜひお楽しみください。
楽しいことが好きな人間です。変に大人ぶることなく、全力で楽しいことをやっていきます。そんな自分の活動が、誰かの何かのプラスやきっかけになったら、こんなにうれしいことはないなって思います。
そんな自分が紡いでみたnote、よかったらぜひ今後ともおつき合いください。
お読みいただき、本当にありがとうございました♪
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