買い物から得られる商品以上の価値
昨日、Katespadeのカバンを買った。元値、10万円。アウトレットで買ったので4万円。私は自分を大事にしないので笑、あまり高い買い物をしない。
服も靴も、人に見られて変じゃなければ、持ちが良ければ、こだわりはないし、むしろ自分のために高いお金は使いたくない人だ。物欲がそもそもあまりない。
そんな私にとって、この買物は非常に買った意味が大きかったし、多くの収穫があった。旅行には費やすけど(それでも夜行バスで基本的には貧乏旅)、自分のために使う初めてのお金。学生時代、周りの友達はハイブランドの財布や鞄を1つや2つは持っていたけど、学生が持っていると、なんかすごく親に甘えている感(自分で変えないものであることは分かっているから)するし、若しくはパパ活してるのかなあとでも思ってしまうので、毎月ネイル変えて、デパコスにはしゃいで、ハイブランドのカバンを持つ女性には何も憧れなかった。
で、本題に入るが、とにかく高い買い物(その人にとっての。金銭感覚は人それぞれなので)は多くの学びがあると思う。
1. 必ずお金が無くなるため、コケられない緊張感がある。
2. ものの良さを知れる。
3. ものを大事にすることを学ぶ。
4. 生きることを頑張れる。
1. 必ずお金が無くなるため、コケられない緊張感がある。
何にお金を使うか、何とお金を変えるかを考えることはすごくエネルギーを使うことである。湯水のごとく溢れる人以外は、無駄にできないお金を、どう使うかと考えることは、消費者活動する上でも、どんなビジネスをする上でも、重用だと思う。商品を売る側になっても、どんな人でも誰かの消費者ではあるから、消費者の立場に立って消費者目線で物を見ることは大切だと思う。
2. ものの良さを知れる。
高いカバンには、世界観がある。そのカバンが放つオーラがある。皮も色も形も良い。高いものを買うと、同時に良い作品を味わえる楽しさも買える。良い作品だなあと、アート作品見るように酔える。安い商品は、ここまで味わえないと思う。(安くて品質が良いものもあるが、例えば百均とか。これを知ってからは、暮らしに関わるものは良いものを、消耗品は安いものを買うようになった。暮らしは人生にも繋がるから、及ぼすスケールは、実はすごく広い。)
共に暮らすものが違うと、生活の豊かさが全然違う。ものの良さを知ることは、自分で買うことで知る。自分で買わなくても、大事な人から頂くでも良いけど、大切に思う気持ちが無いと、値段関係なく生まれてこない感情だと思う。
3. ものを大事にすることを学ぶ。
高いものは、物を大事にする。この10万円の鞄、10年は持とうと思う。大切にする心や大事に使う心を知る。ものを大切にすると、自分を大切にし、他者を大切にする。安物は、ものを大切にしない。「どうせまた買えば良いや」となるから。「ものを大切に」って当たり前だけど、皆中々できてない。私も昔はできなかった。管理は面倒だし、時間ないしってアレコレ理由をつけて粗雑に扱っていた。ものが変わると、その姿勢は変わる。
4. 生きることを頑張れる。
高いものを持つと、自分の価値が高まる。高いもの買ったし、買った分はとにかく頑張ろう。踏ん張ろう。と思える。モチベに、エネルギーになる。ダラダラ過ごすわけにはいかないと感じる。実際、買った次の日の朝はいつもより早く目覚め、午前中も午後も大量の仕事を止まることなく片付けた。
ハイブランドを推奨しているわけではなく、「お金を使う行為」そのものについて考えた。高けりゃ良いかって言ったらそんなこと絶対なくて、値段より、冒頭でも書いたが「お金を何に変えるか」を考えることがとても重要だと思う。一言で置き換えると、「良い買い物」とはどんなものか、という論にもなる。
ZOZOTOWNの前澤さんが「お金は使え」ってよく言うけど、ただ浪費するだけじゃ何も意味がない。むしろ、払ったお金以上のバックがない。全てを自分の未来をより明るくするための投資に使うのが良いと思う。
私は物欲がないから、中々使えないけど、お金を使わないと成長も失敗もない。失敗も含めてお金を使った「意味」になるから、使うべきところは使わないと学びないなあと思う。節約より稼ぐことの方が大事。節約も大事だけど、節約ってその場で足踏みしてるイメージがある。お金は、使って作るもの。まだ私が作るお金はすごく僅かだけど、もっともっとがんばろう。
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