【創作雑談】正しい知識を身につける
YouTubeなどでプロのマンガ家さんやマンガの専門学校の講師の先生、小説教室の講師の先生、編集者さんの志望者へのアドバイスとして、
「とにかく書け(完成させろ)!!」
というものをよく見かけます。
これを見ると、そもそもマンガ家志望ならコンクールに応募する24ページなり32ページなりを完成させること、小説家志望なら8万文字~10万文字を完成させる人がとても少ないんだろうなと思います。
まして、それを継続する人も、ほんの一握りなんだろうなと思います。
■むやみに書き続けても意味がない
ただ、むやみに書き続けても意味がないと思います。
私もアマチュアの頃は独学でやっていましたが、それだとなかなか結果が出ませんでした。
それは初歩的な技術がわからないまま書いていたからです。
■意外と指摘されないと気づかない
センスのある人は自分で気づきますが、行き詰まっている人はなかなか自分では気づかないので、いつまで経っても直りません。
こういうのはたくさん書けばわかるというものではありません。
だから、誰かが指摘しないといけないのです。
私自身も編集者さんやシナリオディレクターさん、作家の先輩の方々に指摘されて、気づかされたこともたくさんあります。
だからこそ、小説教室に通うなり、プロの小説家さんに読んでもらうなりして、正しい知識を見つけないと、いつまで経っても同じミスを続けることになってしまいます。
■スポーツは正しいフォームを学ぶのに、なぜかクリエイティブな分野は独学でやろうとする
サッカーや野球などスポーツでも独学で楽しむことはできます。
でも、プロになろうと思ったら、正しい指導者の下、正しいドリブルやバットの持ち方、正しいシュートの仕方を学ぶと思います。
音楽でもピアノ教室に通ったり、バイオリン教室に通ったりします。
でも、なぜか小説やマンガといったクリエイティブの分野では、プロを目指すのに、独学でなんとかしようとする人が多いです。
基礎を学ぶと「型にはめられる」ことを嫌がる人がいますが、「作家性」というのは、基礎をしっかり学んだ上で出てくるものです。
プロ野球選手だって、最初から独自のフォームがあったわけではありません。基礎を学んでから徐々に自分なりのフォームを身につけたはずです。
ピカソだって、基礎的なデッサン練習をしています。
もちろん前述したように、センスのある人は独学でも正しい知識を身につけて作品を制作することができます。
ただ、何年も書いているのに、もし思うように結果が出ないのなら、正しい指導者を見つけて、学べば一気に成長して結果が出るかもしれません。
■まとめ・むやみにたくさん書けばいいというものではない
そんなわけで、むやみに量産すれば成長するというものではありません。
正しい知識に則った上で、作品を制作することが大事です。
そのためには、信頼できる指導者を見つけて、その人に作品を見てもらい、フィードバックを受けながら制作することが大事だと思います。
私自身も今年はいろいろなセミナーや講座を受けて勉強をやり直すつもりです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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