【ゲーム紹介】『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』
本日は『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』の感想と紹介です。
本作は冒険家ネイサン・ドレイクが主役の『アンチャーテッドシリーズ』の最新作であり、シリーズ最後のゲームです。
実はこのゲームは2016年にすでに発売されて、PSプラスの4月の無料配布ゲームとして配信されました。『アンチャーテッドコレクション』はすでに配布されていたのですが、積みゲーにしておりました。
でも、今回はとりあえず仕事の合間になんとなくプレイしたら、これがめちゃくちゃ面白かったです。
『アンチャーテッドシリーズ』は基本的にストーリーとゲーム部分『ロッククライミング』+『敵との銃撃戦(ステルス有り)』+罠の謎解きで構成されています。
これが絶妙なバランスで配置されていて、とにかく飽きないのです。
また、PS4による美しいグラフィックによって、まるでハリウッド映画を見ているかのような臨場感があります。
■ストーリー
本作では主人公のネイサンはシリーズ全体のヒロインであるエレナと結婚してトレジャーハンターを引退していましたが、15年前に死んだと思われていた兄サムがネイサンに会いに来たことから、二人の子供の頃からの夢である海賊王の秘宝を探す旅に出かけます。
まさにONE PIECEの「数珠つなぎの宝とは何か?」みたいな形で、海賊王が残した秘宝や、「海賊の資料にだけ残されている海賊たちの街とは何か?」みたいな男の子なら誰もがわくわくするようなもので、物語を引っ張ります。
基本的にはハリウッドによくあるアクションムービーではあるのですが、次から次へといろいろなことが起きるのでプレイしていて全く飽きません。また、イタリア・スコットランド・マダガスカル・南の島など世界中あちこちに出かけるので、いろいろなロケーションを見ることができます。
また、ストーリーの引っ張り方も非常にうまいので、謎が解けても次の謎を解かなければならない、主人公がピンチのまま回想シーンに突入する、など先が気になって気になって仕方がないような形になっています。
でも、最終的には大団円で終わって、「ああ、楽しかった」と心から思えるような見事な作品です。
■ゲーム部分1 ロッククライミング
これが本作の一番の特徴だと思います。
とにかく主人公は道なき道の岩場を移動します。
日本のゲームのようにご丁寧に次に移動する岩場をカーソルで指定してくれないので、岩肌をよく観察して次から次へと飛び移ります。
しかも、常人では決して無理なような岩場に飛び移ることもよくあります。「ネイサン、それは無理だろう」とテレビに向かって何度も突っ込んでしまいました(笑)。
さらに、岩場を飛び移ると、岩場が崩れるなどもあるので、かなりドキドキします。また、ものすごい高所の岩場や崩れやすい建物でもクライミングをするために、ゲームのグラフィックとわかっていても、ドキドキします。
ハラハラドキドキしてしまって、まさにクリエイターの思うつぼです。
わざわざ悪路を行くなどツッコミどころ満載なのですが、それがこのゲームのいいところでもあります。
■ゲーム部分2 銃撃戦(ステルスあり)
敵との戦いは主に銃撃戦やステルスで戦うことになります。
実はメタルギアに代表されるステルスゲームって今までほとんどプレイしたことがなかったので、ステルスゲームの面白さを今まで知らなかったのですが、めっちゃ楽しいですね。
単純にドンパチやるわけではなくて、草むらに隠れながらこっそりと敵を倒していくところはとてもよいです。
また、銃器もいろいろな種類があって、弾の残量を気にしながら、どう敵を攻略していくか考えながら倒していく作業も楽しいです。
■ゲーム部分3 謎解き
これはあくまでも物語の面白さを盛り上げるためのひとつの要素でしかないので、そこまで難しい謎解きではありません。
でも、この作品のいいところは、ちゃんと謎解きの部分の仕掛けやギミックもそれらしく作られているところです。
わざわざ中世ヨーロッパ時代の肖像画が書かれていたり、岩壁にヒントが彫り込まれていたりとちゃんとリアリティが感じられるところです。また、ネイサンが記録するメモ帳もちゃんと手書きっぽく書いてあるところがよいですね。
どうしてもゲームの謎解きだと、そこだけ綺麗になっていたり、わかりやすく書かれていたりして浮いてしまうことが多いですが、細部まで作品世界の雰囲気を壊さないように作り込んでいるところはとてもよかったです。
■総評
これはまごうことなき神ゲーです。
ゲーム初心者がプレイするにはややわかりにくいところもあり、日本のゲームに比べると不親切なところが多々あるために、次にどこに行けばよいかわからなくなることもありますが、それでもヒント機能がありますので、すぐに次に進むべき道がわかります。
ストーリーもとてもよいし、ゲーム部分もわかりやすくできているので、慣れれば辞め時を失うくらいに楽しいゲームです。
総プレイ時間は25時間~30時間ほど昨今のゲームの中では短めではありますが、それでも濃密なゲーム体験ができるかと思います。
また、今はPSストアのセールなら1500円以下で購入できるので、値段以上に元が取れる作品となっています。
唯一不満があるとすれば、探索ができないところではありますが、それはこのゲームが目指しているものとは違うので仕方ないです。
とにかく面白いゲームなので、ぜひPS4を持っている方はプレイしてみてください。
シリーズ最終章ですが、ここからプレイしても問題ありませんし、むしろアンチャーテッドコレクションを最初からプレイすると、まだまだシステム部分が荒かったり、グラフィックがPS3で今見るとややしょぼかったりするので、本作から始めるのがオススメです。
最後までごらんいただきましてありがとうございました。
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