三十路からはじめる成功体験
今日のタイトル、
インチキ自己啓発本の見出しみたいになった。
どこもかしこも幸せになるには
"自己肯定感が絶対"みたいなことが書いてある。
自己肯定感ってなんなん?と読んでみれば
自分を認めろだの、自信を持てだの、
気持ちだけで肯定しようとする
土台もクソもないもんばかり。
で、この表面的な自己肯定感を
書いてあるそのまま受け取った結果、
自分はなんにも変わってないのに
気だけ大きくなって
私天才〜俺特別〜自分最高〜と言いながら
現実と理想の間の溝が深くなって
様子のおかしい人が増えていく一方である。
もちろん過度なネガティブで
持つべき自信を持てないときには、
一旦思い込みでもいいから自信があるふりをして
自分を肯定した方がいいときもあるだろうけど、
長期的な自己肯定感としてみると
気持ちだけの肯定じゃなくて
具体的な自信の方が必要だと思う。
自己肯定感をそんな風に捉えるわしが
自己肯定感を高めるには
何をすればいいのか。
そもそもなんでわしはこんなに自信がなくて
常に誰かや何かと比べて批判して
ネガティブな気持ちばかり溜めていくのか。
比べるも何もわしは生きてきた中で
自分で選んで成功なり失敗なりをした経験が
圧倒的に少ないと思った。
失敗すればひどく批判される家庭環境、
父が描く娘像、
誰かに頼りにされる存在、
それらを軸に生きてきたわしは
常に、怒られない方、
誰かの思う正しい方、
誰かに言われた答え、
をなぞってきただけだった。
成功しても達成感はない、
失敗すれば誰かのせい。
自分に責任を持たなくていいので
生きるのは楽だけど、
とにかく精神がすり減る。
そんなわけでわしはとりあえず
日常の小さなことから自分の意思で選択し
それに伴う結果を
良くも悪くも受け入れるという事を
ひたすら繰り返した。
何時に起きるか、
何を食べるか、
どこに行くのか、
誰に会うのか、
何をするのか。
を考える時に
誰かの成果、誰かの道標を頼りにせず、
わしはどうしたいのかだけに集中する。
選べない時もあるし
大失敗して後悔することもあるけど
自分で選択した事なら
思うような結果が出なくても
それを素直に受け入れることができた。
そうやって自分の選択した事で
成功体験や失敗体験を積み重ねていくと
”本当は私こんなんじゃないのに"という
自己肯定感の足かせになるものが
薄れていった。
自分のことを!自分で決めれる!喜び!!
"私はこんなんじゃない"に支配されているときは
"私はこう思ってるのに!"ということを
とにかく周りにアピったり
自分のことをわかってもらいたい欲に
支配されていたけど、
自分で自分のことを決めれるようになったら
決めるのは自分でいいので、
やみくもに周りに私らしさをアピールしようと
思うことが減った。
やりたいようにやってれば
わかってくれる人はわかってくれるから
それでいいやというのを、
表面的なまやかしじゃなくて
ちゃんと心の底から思えるようになった。
さらに自分の選択したことで
成功したり褒められたりすると
自分に対する解像度が上がっていって、
解像度が上がった結果
それが自信に繋がっていった。
成功っていうと何かでかい事を
しなきゃいけないような気がするけど
小さな成功も実感できない人が
大きな成功を体験できるわけはなくて。
わざわざ、毎度毎度SNSでアピったり
誰かに褒めてもらう必要はなくて、
ただ自分の気持ちに向き合い行動に移す。
それに伴う結果が何であれ素直に受け入れる。
これの反復でしかない。
けどわしにとってはこれが1番
自己肯定感を高めるのに最適だった^ - ^✌🏻
それでもね、病むときも落ち込む時もあるけど、
それも自分として受け入れるしかない。
自己肯定感とは、
自分への解像度を上げることだと思う。
以上、三十路からはじめる成功体験でした。