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共感を求めすぎて騙される

クレーム対応とかでもよく言いますよね。
まずは相手の気持ちに共感を示しましょうって。

確かに、共感は人をわかりやすく安心させるし、
何かを共感することで人は幸せを感じやすい。

つまり、共感を駆使すれば
誰かを安心させたり
幸せにすることもできるわけで、
要はこの共感ってのは
人を取り込むのに手っ取り早いんすよね。

ただ実際のところ世の中は
「わかる〜!」より「わからね〜🤷🏻‍♀️」な瞬間の方が多いと思う。

だって人の数だけ感情はあるわけで。
白ですら200色あんのに
この世に人間て何人おるん?て話じゃん。

「わかる〜!」より「わからね〜🤷🏻‍♀️」の方が多く
それに悩まされたわしとしては
そこまでの関係性がない人に共感されると
「それって本心?」と警戒してしまう。

そんな性格なので
必要以上に他人に共感を求める人が
理解できないと思ってしまうんだけど、
世の中には"共感こそが正義"みたいな人もいるわけで…。

そういう人の傾向の一つとして
コミュニケーションが
価値観の押し付けからはじまることがよくある。

自分がこの世で1番正しいという過信と
「わかるよね?」という暴力。

もうね、会話の投げ方が
"わかります!って言いなさい"という
最初からこちらには選択肢のない話し方。

世の中には正解がいくつもある問題だってあるのに
自分以外の意見…というか、
自分に共感をしてくれない存在は
全て敵とするような姿勢。

意味がわからねぇ〜🤷🏻‍♀️
そんなん逆に生きづらくない??と思うけど
"共感こそが正義"の立場からしてみると
正解は何か、何が本音か、よりも
共感のほうが重要なので
嘘でも共感さえしてもらえればいいわけである。

最近やっとそのことに気づいたわし。
え、じゃあ共感大好き人間たちって
騙されやすいやん?てことに気づく。

そういえば最近流行りの闇バイトだとか
MLM系の誘い文句として、
本題に入る前に身の上話をして相手の共感を得る
みたいなマニュアルがあるらしい。

ということは
そいういった詐欺まがいのマニュアルは
そもそも共感を求めてる人、
共感に飢えてる人たちを
対象にしているようなもん。

じゃあ共感に飢えてる人たちとはどんな人なのか?

他者との接点が少なかったり
日常的に触れ合うコミュニティが少ない人は
共感に飢えてることが多いと思う。

ざっくり簡単にいうならば、
寂しい人ということになる。

つまり"共感こそが正義"となる人達は
共感を盾に自分を大きくみせるけど、
本当は自分1人では自分を信じる事もできず
その喪失感を他者に埋めてもらおうと
共感のアドレナリンに
依存しすぎた結果なんじゃなかろうか。

わしが出会ってきた共感をやたらと求める人は
メンタルが不安定な人が多い。

それは
共感という他者への依存の元に
自分の自信や意見を成り立たせているので
相手に左右されて
すぐに揺らぐ不安定なものになるからだと思った。

誰がなんと言おうと私はこう思うって
強く冷静に構えられないのであれば、
やみくもに他人と意見の交換はすべきではないし
共感を得ることばかりに集中せずに
まずは落ち着いて、
人の数だけ答えがあるって現実を受け入れた方が
心に余裕が生まれると思う。

冒頭にも書いたけど
わしは必要以上に
共感を求められるのも
共感をされるのも苦手です。

共感が煩わしい一番の理由は
何も解決してくれないから。
堂々巡りで、ただ時間と感情の浪費だけになることが多いから。

同情するなら金をくれというか
共感したところでその先に何があるん?というのがわしとしての本音である。

「わかるよね?」じゃなくて
答えの方が重要やろ。

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