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食にあんまり興味がない

"興味がなかった"の方が
正しい表現かもしれない。
今はそれなりにご飯を食べれるようになった。

でも特にこだわりがあるわけではない。
美味しいものを食べたーい!
という願望もそこまでない。
かと言って不味いものを食べたいわけではないが、
正直毎日同じ物を食べても構わないとは思う。

こんな考え方で、好き嫌いも多いわしは
買う食材が限られすぎていて
食のレパートリーも少ない。

わしにとって食べることとは
"お腹が空いた"というストレスを
解消するものって感じである。



先日妹からこんなLINEがきた。

「上の子がご飯食べるの遅くて困ってる。
 口に入れたらそのままずっともぐもぐしてて
 リスみたい。
 小さい頃のあきちゃん見てるみたい。」

3歳になる娘を見て、姉の存在を思い出す妹に
なんだか申し訳ない気持ちになりつつ、
わしはとにかく物を飲み込むのが
めちゃくちゃ苦手で
ご飯を食べるのにかなりの時間をかけてた事を
思い出した。

給食では時間内に食べ終わらず
昼休みに1人教室でもぐもぐしてるなんて事も
よくあった。

さらにわしは、
とにかくご飯を食べない子供だったらしい。

少食な自覚はあるが
本人としては食べてなかった意識は全くなく、
むしろ健康状態に何の問題もなく成長できてるから
それなりに食べてきとるやろ🤷🏻‍♀️って感じだが、

父も母もわしがご飯を食べないことを心配してたし
妹に自炊してご飯食べてる報告をすると
本気でびっくりされるので
周りから見ると食べてない子供だったらしい。


元々の食が細く、
小さい頃からとにかく好き嫌いの多い子供だった
というのはあるが、
わしの食への無関心さは
大人になって忙しくなると加速した。

忙しすぎて無関心がピークの時は
お腹いっぱいになった後に眠くなるのが
とにかく嫌で、
そもそもお腹がいっぱいという状態になるのが
ストレスになるようになり、
割と本気で電池や充電式で行動できるように
なりたいと思っていた。

 [お腹すいたストレス→食べる
  →お腹いっぱいになる→眠くなるストレス]
  のループで食べることは煩わしいと
  思っていた時期がある。

あとは食材を買って調理するという時間すら
無駄に思える部分もある。
(これは今もたまに思う)

コンビニ飯も冷凍食品もこれだけ発達した今
数百円と数秒で不味くはないものが
食べられのだから、
それでよくない?と思うことがある。

そもそもこんな思考を持ちがちな上に
以前のnoteでも少し触れた気がするけど、
家族で食卓を囲むときは
とにかく父の機嫌をとって
怒られないようにすることに
意識を持っていく必要があったので、
誰かと一緒にご飯を食べるという行動自体に
めんどくさくて疲れる、という
固定概念?潜在意識?のようなものがある。


現在のわしの食に対する価値観は
・お腹が空いたストレスを解消するもの
・お腹いっぱいはしんどい
・1人で食べる方が気楽
というのが大前提にはなるものの、

・自炊をする楽しさ、
・誰かと一緒に食べる美味しさを
実感できるようになった。

そしてつい先日、ずーっとわからねぇと思っていた
作った料理を誰かに美味しいと言ってもらえる
喜びがわかるようになった。

初めて誰かに喜んでもらえたとか
そういった何か新しい出来事が起きたわけではなくて
美味しいと言ってもらえたことで
喜べる自分の感情を
きちんと認識できるようになった。

1人暮らしをきっかけに
それなりに自炊をするようになったわしは、
今も週の半分くらいは自炊をしてる。

自炊に
【好きな物を、好きな食材で、好きな量作れる】
という利点を見出せるようになってから、
時間があれば自炊もさほど面倒ではないかも〜
と思えるようになった。

けど"作った物を美味しいと言ってもらえる喜び"
みたいなのは、いまいちピンときませんでした。

誰と食べても味は一緒だし、
不味くはないように作ってるから
美味しくて当たり前だろ、と思ってたから。

ほんと、捻くれてる、可愛げがない。

基本的に作ったご飯は
彼氏と一緒に食べる生活を
続けて約2年、
何を作っても食べてくれるし
美味しいと言ってくれる状況で約2年、

2年かけてやっと先日、
「美味しかった」と言われた後に
捻くれより、美味しいって言われた❗️
という喜びが勝った^ - ^✌🏻

初めて言われたわけじゃないのに
初めて嬉しい〜やった〜と思いながら
洗い物した。


何考えてるかわかんない、
常に不機嫌そう、
あまり笑わない、と言われ続けて、

確かに常に不機嫌だったし
何考えてるかわしが1番知りてぇよ!と思いつつ、
相手の顔色を伺いすぎずに
今自分が思っていることを意識的に優先してきて
最近やっと自分の感情を認識するのに
タイムラグを感じなくなってきた。

リアルタイムで
今どんな気持ちかわかるようになってくると
後から振り返ってあの時こうだったああだったと
解析していく必要もなく、
そうするといつの何かわからない
感情のフラストレーションが溜まることも減って
嬉しい気持ちや楽しい気持ちを
認識できる余裕が出てきたな〜という感じ。



ちなみに冒頭に紹介した妹からのLINEには
続きがある。

「どうやったら普通に
 ご飯食べてくれるようになる?」

子育てと無縁すぎるわしに
3歳児への対応を聞くなよと思いつつ、

「急かされるのも
 食べないって言われるのも嫌だったし、
 こっちとしては頑張って食べてるのに
 怒られたりすると
 ご飯食べること自体が嫌になるから、
 食べてて偉いと褒めつつ、
 食べる量やスピードは本人のしたいように
 させた方がいいと思う。」

と返した。

これは完全にあの頃そうして欲しかった
わしの気持ちであるし、
ご飯を食べている時に
いつも彼氏がわしにしてくれる対応
そのままである。

幼稚園のお迎えの時間等
忙しいママの気持ちもありながら、
妹はわしのLINEを見て
褒めて待つようにしたら
多少は朝ご飯のときの衝突が減ったみたい。

姉としては嬉しい気持ちもありつつ
所々わしに似ている姪っ子の言動に
少し不安になりつつもある。

てかいつの間にか3歳で
色々喋るようにもなっててビビる。
できることなら一生3歳のままでおって欲しい🙂‍↕️



"食は生きることに直結する行為"だと思う。
その分食べる時の心理状態がかなり影響するので
小さい頃の食生活のあり方は
食べることの意味や食に対する価値観を
かなり左右するものになる。


好き嫌いが悪いって風潮も
残しちゃダメって風潮も
少しは食べる側の胃の立場を
配慮して欲しいなと思います!!



最後に!!
わしの好きな食べ物は白米です🍚

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