上色見熊野座神社・穿戸岩
熊本県高森町にある上色見熊野座神社が祀られるようになったのは享保年間は確実ですが、神域としては太古の昔と思われます。
有名になったのは「夏目友人帳」で知られる緑川ゆき氏の「蛍火の杜へ」が2011年に映画化され、モデルの神社として知られたからです。
訪れる人も少なく苔むした石段が印象的でしたが、参拝者が急増し、苔が消えてしまいました。
苔の再生は失敗し、開き直って石段の修理を行っています。
観光案内にも載るようになったのですが、徒然草五十二段の「仁和寺にある法師」のような見落としがあり、神域である穿戸岩を訪ねずに帰ってしまう参拝者があまりに多いです。
神代に健磐龍命から逃げる鬼八法師が蹴破った穴とされています。
これを間近で見ない手はありませんし、2014年と違い参道が整備されています。
天下の奇景をぜひ愛でてください。
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