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Seestar S50の普通の撮影


 最初の起動だけはファームのアップデートだとかイニシャライズとかありますが普通に撮影するのは泣けるほど簡単です。
 水平にした三脚に本体を取り付け電源ボタンを2秒長押しすると起動するのでアプリと接続します。
 手堅い天体は「今夜のおススメ天体」に出ています。

 対象を選ぶと即座に撮影・・・が始まるわけではなく電源投入後の最初の撮影だけ自動で画像補正がかかります。
 でも、普通の望遠鏡でブランクを撮影して補正することを考えると非常にありがたいことです。

 天体導入は自動とはいえ1度でセンターに来ることはありません。
 2~3回はトライして撮影視野に入れてくれます。
 撮影ボタンを押すと再度ボタンを押すまで10秒1コマで画像スタックを続けます。
 推奨は1分以上ですが長いほどノイズが減ります。

 原画像を調整すると見やすくなります。

 ところが経緯台なので長時間露光では修正動作が入り星が流れます。
 流れると該当するコマは廃棄されます。
 したがって撮影時間の積算にはカウントされません。

 さらに天体観測の天敵は天気の急変ですが雲などで対象が見えなくなるとそのコマも廃棄されます。
 天体は日周運動しますので建物の陰に入ったりしても同様にコマが廃棄されます。

 「今夜のおススメ天体」は比較的明るく見栄えが良い天体が選ばれていますが、DSO(ディープスカイオブジェクト)の世界にダイブしたいなら「星雲星団」を選んでください。
 もっとダイブしたいならアプリの下の「星図」や星図の右上の🔍「天体」の観測天体のラインナップがディープです。
 「彗星」なんて項目もありますが生のデータは驚愕するほど多いです。

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