私版:Alipayの日本語対応
中国は電子マネー化が進み現金非対応の店も増え旅行者がお手上げになりつつあります。 ホテルやスタバのようにクレジットカードで支払えるわけでもないです。 上海市は旅行者の事情を理解して旅行者用にSHANGHAI PASSというSuicaのようなプリペイドカードを2024年6月から用意していますが浦東空港でもT2では扱うのにT1にはカウンターがないなどと取り扱いが限られるので入手が難しいです。
2019年にAlipayがツアーカードというミニアプリでクレジットカードに対応したことがあるのですが新型コロナの騒動で使えなくなっていました。 それがコロナ後の2023年からクレカ対応が再開しています。 WeChat Payもクレカ対応を始めたようですがログインが長期にないとロックされて再開が困難になるので今回はAlipayを準備します。
Android版をストアからインストールすると下に似た画面になりますが英語もしくは中国語だと思います。
言語を変えるには右下のマイページ(Account)にあたるアイコンから個人情報のページに入ります。 さらに右上の歯車マークが設定ページへの入り口です。
中ほどに色違いの歯車マークの一般(General)があり、ここから一般設定のページに入ります。
最初が言語(Language)なのでここから言語を変更します。
これだけの言語に対応しているので本気度が窺えます。 ただし、全プロセスが和文というわけではないらしく、詳細は英文を読解することになりそうです。
変更したい言語にチェックを入れたら忘れずに「保存」を押します。
言語に自由度が増えたのはありがたいです。 以後は従来の個人認証と同じで手元にスマホの電話番号、メルアド、パスポートを準備して設定のページから「アカウントをセキュリティ」から認証を行います。
本人認証は電話番号送られてくるSMSのパスコードで行います。 身分情報はなくても動くようですが使用途中で身分情報を求められるのも困るのでパスポートで登録するのが無難です。
支払いに使うには銀行口座と紐付けを行うのですが、日本にいると中国の銀行の口座が作れません。 2023年からクレジットカードとの紐付けが再開されています。 クレジットカードの紐付けはマイページの「銀行カード」から行います。
下のページは登録後で、初回は少しわかりやすいです。 対象になるのはVISA、ダイナースクラブ、ディスカバー、JCB、マスターカードのインターナショナルカードです。
カードを追加するときは右上の「+」から行います。
2019年当時はTourCardでチャージをして使用してSuicaのように使っていましたが、2023年版はチャージ不要でクレジットカード決済になります。
一応、マイページの「残高」に「チャージ」とありますが利くのかどうか試していません。
クレジット決済なので手数料がかかり、200元以下なら2.5%で200元を超えると5.5%です。 現金でも両替手数料がかかるので気にすべきではないですし、そもそも現金が使えない場所が増えている中国ではAlipayで決済できるのはありがたいことです。