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〈Artな心理〉敵か味方か、そして戦争。。

戦いは、意味あるものなのかな?

昨日まで友人だったのが、
今日は、命を狙う敵になる。


前ね、ドイツ人の男子と付き合っていた時、
私は、ハンブルグに住んでいたんだけど、

その時に経験したことを記しておく。

あまりにも、自分にとって衝撃的で、
だけど、今の世界を見て、日本を見て、
時期的に、こういう話しをしても、
大丈夫かな、と思って、
言葉に残しておこうと思う。

気分悪くなったら、途中で読むのをやめて、
他のブログ読んで欲しい。

通っていたドイツ語学校で、
小競り合いが始まった。

2人とも、その当時、戦争をしていた、
敵国同士の移民だった。

移民と難民は、違うからね。

ある程度以上の生活ができる外国人が、
他の国に引っ越ししたら、移民ね。


彼らは、自分たちの国で、
戦争が起こって住みにくくなったから、
ドイツに引っ越してきた人たちだった。

安心、安全な人生を送ろうと思って、
ドイツを選んだだろう。

そしたら、学校内で、敵国同士の戦いが
始まった。

ドイツに来てまで。。

クラス内の怪しい空気は、最初からあった。

1人は、男子、もう1人は、女子だ。

女子は、妊娠中だった。
彼女の身の安全を守るため、授業終わりには、
必ずご主人が、迎えに来ていた。

男子の方は、授業中、
この敵国女子をよくにらんでいた。

私は、それを感じて、ちょっとイヤだな、
と思っていた。

でも、ここは、ドイツだから、大丈夫だろうと。

ある日、この男子が、突然、
わめきだした。

「あんたの国が、戦争を始めたんだ。
消えろ、ここから!」

女子は、
「やめて!戦争は、イヤなの。」

ハンブルグには、語学学校が、少なかった。
この学校から、滞在ビザ申請をする人もいた。

戦争で移民する人には、
特別措置があったのかもしれないが、

ビザのため、これからドイツにずっと住むため、
どこか、学校などに所属し、学生ビザを持ちつつ、
滞在ビザが降りるのを待つ方法があり、
不法滞在にならないしくみがあった。

クラスには、
香港人、トルコ人、白人などがいた。

男子が、叫んでいる間、
みんな、恐怖に陥ってしまった。

誰も、ひとこともなかった。

先生は、口を開けたまま、立ちすくんだ。
授業は、そのまま止まった。

誰も動けなくなった。

群衆心理の影響で、
誰も、微動だにできなくなった。

男子が、鉄砲とか、ナイフとか、持っていたら。。

もし仮に、彼のポケットに、
それらがしまってあって、
興奮し過ぎて、振り回したら。。

どうしよう。

多分、誰もが、そんなことを想像して、
凍りついた。

口火を切ったのは、どこかの国の白人女子だった。

「みんな、平和に生きたいから、
言葉をここで習っている。
貴方もそうでしょう?」

男子は、泣いた。
親が、敵国の兵士に頃され、
自分は、やっとドイツに逃げて来た、と訴えた。

泣きじゃくりながら、
説明した。

妊娠していた女子も、泣いていた。

彼女も、同じ境遇だと言う。

なんてことだ。。

一緒に逃げて来た旦那さんとの間に、
赤ちゃんを身もごったが、
自分の手から消えるのではないかと
想像してしまい、とても不安だと言う。

その日、彼は、部屋を静かに出て行った。

20歳代の敵国同士の涙に挟まれ、

ひとことも言えない、
勇気のない自分がいた。

私は、どこにも所属したくない、
どこの味方も、敵も、なりたくない。
そうやって、空気のような態度を取り、

逃げた。

誰でも、そうしたいだろう。
私は、そう選択できる。
今、たまたま、敵も味方もない国にいる。

運良く、ありがたいことだ。

私は、当時者たちを敵だ、悪い奴らだ、と、
口に出すことができない。

今、この日本にいて、
あの日、あの時と同じ、
勇気のない自分がいる。

国同士の小競り合いに、
よその国が刺激して、けしかけて、

ことを大きくしていく操作。

そういうシステムは、
いつになったら、なくなるんだろうか?
どの国の、誰がやめるんだろう?

時代遅れのヒーロー伝説の裏で、
何が仕組まれているんだろう?

おい、Chat GPI、
君は、何て答えるのかね?

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Akiyoのヨーロッパ竪琴ライアー
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