ひとり旅〜松島やら仙台やら...②
2024.7.4
14時前 仙台着。
東京駅出発が地震の影響で9分遅れたので、東北本線への乗り換えは予定していた電車は無理かもしれなかったので、約20分後に次の電車がある事を調べておいた。
なんせ初めての駅での乗り換え...焦らず行こう。
そう思っていたら、乗り換えアナウンスでは普通に最初に予定していた電車の時間とホームを報せている。
幸いトイレへは寄らなくて大丈夫だ。
1番線...? 新幹線の改札は出ないでキョロキョロしてみた。
すると " 東北本線乗り換え口" と言う案内板が目に入った。ここかな。。
良し! 時計を見るとまだ10分弱ある...ホームまでの距離はわからないけど(東京駅の感覚だと広くてJRのホームも沢山ある)間に合うから案内アナウンスがあったのだろう。行ってみよう。。
と、
いつもの歩くペースに切り替え(歩くのが速い私)
1番線へ!
....すぐだった😉
余裕で間に合い無事に座れた。
(焦らなくてもそんなものだ。。)
この電車は、乗降する時に、ドアの横のボタン🔘を押してドアを開閉させるタイプだ。
神奈川県でも相模線がそのタイプで、初めて乗った時はボタンを押しても開かなかったのが謎で、何度か押したら開いたのだが、後からボタンのランプが点いてから押す事を知った。
自他ともに認めるせっかちさんなのです私😆
松島駅到着
電車は約20分位で松島駅に到着。
ゆっくり、ゆったりした雰囲気の電車は地方ならではだ。
①でも記述したが、今回泊まるのは
オールインクルーシブリゾート
松島一の坊ホテル
オールインクルーシブとは宿泊中はお財布を気にせずストレスフリー。要するに食事や飲み物等何をチョイスしても追加料金なし、併設しているガラス美術館やSPA、海の見えるラウンジでの飲み物(アルコール類含む)等、全てが宿泊代に含まれているのだ。
このオールインクルーシブと言う言葉は宿泊施設に使われているが、inclusiveの本来の意味は
"全てを含んだ" " 包括した" と言う意味だ。
最近、"インクルーシブコンサート" と言う言葉を目にした。市民吹奏楽団のコンサートのポスターだ。
そこで調べてみたら"インクルーシブ"を教育用語でも使用するらしく共生社会、障がい者も全ての人が参加出来る社会を..と言う意味で使われている事を知った。
今回、一の坊を予約しなければ知らなかった言葉だった。
さてそのホテルだが、電話をすれば松島駅までシャトルバスがお迎えに来るのだが、歩いても15分かからない距離だ。
景色を楽しみながら歩こうかなと、電車を降りるまでは思っていたが、いざ駅を出ると暑いのと荷物があるのと、タクシー🚕が数台止まっているのとで、タクシーに乗ることにした。
タクシーに乗り込んで
" 近いんですけど、一の坊までお願いします"
と言ったら、
" さっきシャトルバスが来てたよ。歩いてもすぐだよ "
と運転手さん....商売気が無いのか?ホントに近いから嫌?なのかわからないが、私はタクシーに乗りたいのだから良いではないか。。
" 歩こうかなと思ったのですが、荷物があるし暑いし.."
" 今日は暑いからねー"
運転手さん、何も考えずに普通に雑談的に話してるだけのようだった。走り出してくれた😅
乗車拒否では無いようだった。
初乗り750円プラス100円で850円也。
快適だ😉
松島一の坊ホテル着
ホテル の敷地はとても広く、車止めから入り口までも少し歩く立派な佇まいだ。
そこには3人のベルボーイがいて迎えてくれた。
ひとり旅で温泉旅館には泊まったことが無く
ビジネスホテル系ばかりだったので久しぶりに
お客様気分を味わった。
荷物を運んでくれたそのスタッフの男性は、フロントマンでもあるらしく、そのままホテル 内の場所等の説明をしてくれた。
この時、15時。
夕食までに温泉に入りたいが、少し周辺を散策もしたい。明日も午前中最終10時50分発のシャトルバスの時間までは散策出来る。
徒歩での距離感等を聞いてみると、その男性スタッフさんはちょっとポッチャリ系だからか、
今日今から歩くのは勧めてこなかった。
それよりも隣りのガラス美術館見学をと。。
フレンドーな会話になり
" この暑さですから、汗だくになりますよ。僕ならここまでは(観光地図を指しながら)歩きたくないです😅"
と...多分A I ならこーゆー会話は出来ないんだろうなあ。その人の感覚で話してくれたが、私は歩くのは苦では無い、むしろ自分の足で歩いて観光したい派だ。
でもガラス美術館の開館時間は17時までらしいので、お勧め通り今日はゆとりを持って過ごすことにして、散策は明日に。。
部屋は最上階5階。
エレベーターを降りてまず窓から外を観ずにはいられなかった
そして部屋のドアを開けたら...
部屋からの眺め
眺めは期待以上で、HPの写真の通り!
室内も、入り口、トイレ、洗面、シャワー室と、広く配置され、もうひとつ扉を開けるとこの部屋だ。
思い出したが、夫がラクナ梗塞になり左半身が軽い麻痺状態になり、癌を宣告された後、夫婦で最後の旅行?にと、私は自宅から車で30分の温泉♨️旅館を予約して夫を連れていった。
古い老舗旅館だったが、3室だけデザイナーズルームを新設し、お部屋に露天風呂やシャワー室があり、トイレも広く、ベッドも高さが低くてダブルベットが2台並んでいて、とにかく広々していた。
あの時以来かもしれない。
やっぱりひとりだとビジネスホテルタイプを選ぶしかなかった。
が、、
今回実は他の所で、ここぞと思うホテルは
1名での予約が不可だったのだ。
特に、食事が美味しいホテルに拘ったのもあり、探しているうちに、この一の坊の5階なら1人でも予約出来る事がわかったのだ。
さて、まずは喉を潤したい!
フロントの階にあるラウンジへ向かった。
ラウンジで生ビールを2杯、スルスルッと飲んで
喉を潤し、館内から直接行ける藤田喬平ガラス美術館へ。
館内には結婚式場もあったり、控え室もあったりと高低差のある土地に複雑?な建てられ方をしているようだった。
道路から、なだらかな坂を歩くエントランス。
その入り口フロントは実は3階で、5階にある部屋と露天風呂は別棟なので露天風呂に行く時は一度3階まで降りてから別なエレベーターに乗る。
今は館内図を頼りにガラス美術館を目指して歩く。
藤田喬平ガラス美術館に到着。
作品は勿論のこと展示の配置等が素敵で、とても満足する鑑賞だった。
庭園
順路に従って出口を抜けたところに、庭園へ行ける通路があったので、そちらも行ってみることに。。
庭園は綺麗に整備されていて、でも花は自然な雰囲気を残したまま開花していた。
夕方に差し掛かり少し湿度はあるだろうが、神奈川県の比では無い、庭園散歩も気持ちが良い。
人がいなくて静か。。。
露天風呂へ
さて、今日の疲れを落としに行こう。
一度部屋に戻って、露天風呂へ。
ここも空いていて、露天からは松島の海が見渡せた。湯船の淵の段差で体育座りをするとちょうど腰だけ浸かり、景色も目に入った。
瞑想するように静かな気持ちでその景色を堪能させてもらった。
あー、、、気持ちがいい。
何にも考えない、、今、目の前の海だけが見えていて、思考は止まり、無だ。。。
そこからの景色は勿論写真には撮っていないので
翌日撮った松島の海の写真を載せておきます。
現在は普段日常もゆったりと過ごしてはいるが、やはり非日常の場所に身を置くと、さらに心が鎮まり、無になる。
次の行動も自分次第だし、誰かに時間を合わせる必要も無く、その時の自分の心が求めていることを見つめて、それに従うだけだ。
ひとり旅も、大分慣れてきたようだった😉
不安が無いのも、このようなおもてなし重視のホテル だからだろう。チェックインしている間は大きな物に包まれているような気分だ。
さて、温泉の後はいよいよ夕食。。
→③に続く